カードローンは、消費者金融、信販会社(クレジットカード会社)、銀行など様々な金融業者からサービス提供されています。
今回は銀行系カードローンの中でもメガバンクやネットバンキングではなく、皆さんに身近な「地方銀行のカードローン」を特集します。
多くの地方銀行カードローンは「20歳以上&安定収入のある方」なら利用対象となっています。正社員、契約社員、派遣社員、アルバイト、パートなど非正規雇用でも利用可能なので本記事を参考に申し込んでみてください。
目次
地方銀行カードローンに申し込むべき人
- 地銀所在の各地域にお住まいの方
- 各銀行に口座を持っている方
- 専業主婦(主夫)の方
- 即日融資にこだわらない方
- 低い金利で借りたい方
- 安心して借りたい方
- 高い限度額のカードローンが必要な方
- 家族バレを防ぎたい方
地銀所在の各地域にお住まいの方
地方銀行カードローンは、各地域エリアにお住まいの方、もしくはお勤めの方限定の場合があります。
また、地方銀行カードローンは基本的に地域密着のスタンスがあるためか、メガバンクや都市銀行のカードローンよりも審査が緩めな傾向があるようです。各地域にお住まいの方は、地方銀行カードローンの利用を検討しても損はありません。
各銀行に口座を持っている方
地方銀行カードローンに限らず、銀行カードローンの利用する場合は、銀行口座を持っているほうが便利に利用できます。口座の同時申し込みが絶対に必要な場合もあるため、口座の無い状態からカードローンを利用しようと思うと、少々手間取るかもしれません。
すでに地方銀行の口座をお持ちなら手続きも最短で済みますし、場合によっては即日融資の可能性もあります。
専業主婦(主夫)の方
無収入の専業主婦の方が利用できる点は、銀行カードローンの大きな特徴です。上限限度額が30万円~50万円に制限される場合もありますが、大手消費者金融カードローンなどでは利用対象者になっていないため、大きなメリットです。
銀行カードローンにも専業主婦の方が利用できないところもありますが、地方銀行カードローンは比較的利用対象者となっている場合が多いようです。(ただし、配偶者に安定収入がある場合に限られます)
即日融資にこだわらない方
地方銀行カードローンにも、即日融資が期待できるところはたくさんあります。ただし、メガバンクや大手銀行よりも審査が緩い傾向はあるものの、ある程度慎重に審査されることには変わりありません。
正確には、外部(もしくはグループ会社)の「保証会社」が審査をおこなうため、時間がかかる傾向があります。そのため、場合によっては審査が伸びる可能性も覚悟しなければなりません。融資にそこまでスピードを求めない方が、利用に適していると言えそうです。
低い金利で借りたい方
地方銀行カードローンの実質年利率は低めですから、少ない金利負担でお金を借りたい方には適しています。よく考えず消費者金融カードローンを利用する前に、1度は検討する価値があります。
また、地方銀行カードローンの実質年利率の低さは、大手銀行カードローンにも引けを取りません。住宅ローンなどで地方銀行を利用している場合、カードローンの金利優遇が受けられることもあります。
安心して借りたい方
地方銀行カードローンの強みはやはり地域密着である点です。なじみの支店などがある場合には、精神的なハードルも低く、より安心して利用できるでしょう。
「担当者の対応があまり機械的で無いところが良い」と言う方もいるようです。何か心配なことがある場合も、身近に相談可能な窓口があるので心強いでしょう。
高い限度額のカードローンが必要な方
地方銀行カードローンは、利用者の年収によって限度額が制限されてしまうことがありません。そのため、消費者金融のカードローンよりも高い限度額で利用できる可能性があります。
これは、おまとめローンや乗り換えローンとしての用途にも有利な点です。地方銀行カードローンの中にも800万円~1,000万円の高額限度額が設けられている場合があります。
家族バレを防ぎたい方
地方銀行カードローンなら「キャッシュカードによるお金の引き出し」や「インターネット経由での振込融資」などが可能です。家族にバレずにカードローンを利用する方法があります。
地方銀行カードローンのおすすめ申込方法
大手カードローンであれば、自動契約機申し込み、店舗窓口申し込み、電話(FAX)申し込み、郵送申し込み、そして、インターネット申し込みなど、多彩な申し込み方法から選択できます。
地方銀行カードローンに限っていえば、来店が必須なケースもあるため選択の余地が無いケースもあります。ただし、インターネット申し込みが利用できるようなら、来店不要&自宅や出先からの申し込みが可能なので、最もおすすめの申込方法です。
インターネット申し込みは、横浜銀行カードローン、ちばぎんカードローン クイックパワー<アドバンス>、北海道銀行カードローン「ラピッド」、北洋銀行カードローン「スーパーアルカ」などで対応しています。
手順としては、パソコンやスマートフォンからオンラインで申し込みます。各銀行の公式HPの申し込みフォームに情報を入力するだけなのでとても簡単です。
地方銀行カードローンで借りるメリット
- 地方銀行カードローンは融資可決率が高い
- 年収によって借り入れ可能額が決まらない
- パートやアルバイトも利用対象が多い
- 融資の限度額が比較的高めになっている
- 限度額100万円前後まで収入証明書不要
- おまとめローン・借り換えローンとして利用可能
- 消費者金融カードローンよりも低金利
- 住宅ローン絡みで特典があることも
地方銀行カードローンは融資可決率が高い
地域密着型のカードローンをお探しの方は、最寄りの地方銀行で申込をしてみましょう。
大手銀行にくらべると金利はやや割高ですが、融資の可決率は他行(メガバンク等)に比べてゆるやかです。
実際、メガバンクのローン審査で否決された方でも地方銀行なら問題なく可決されたという例がたくさんあります。
職種も区別無く、一般にお勤めの方から、パート、アルバイト、主婦、自営者まで利用者の幅は広いです。
年収によって借り入れ可能額が決まらない
地方銀行カードローンと消費者金融カードローンの違いは、適用される法律の違いによって生じます。
「改正貸金業法」は消費者金融カードローンが守るべき法律で、利用者への貸しすぎを防ぎます。改正貸金業法の中の最も大きな注目ポイントは借り入れ合計額が「年収の合計の3分の1以内で」という規制です。
例えば「年収300万円の方の場合は100万円(300万円×1/3)までが借り入れ可能額になる」ということです。
改正貸金業法の縛りがあると、総量規制の関係で無収入の方に関しては「年収0円×1/3=0円までの貸し出し」となり、事実上利用できません。
しかし銀行法にはこういった規定はないので、地方銀行カードローンは総量規制の対象外となっており、年収によって借り入れ可能額が決まらないので、専業主婦(主夫)の方も利用可能です。
パートやアルバイトも利用対象が多い
非正規雇用の人数は今や2,000万人近い状況となっており、カードローンを利用される方の中にはパートやアルバイトで生計を立てている方も多いことでしょう。
地方銀行カードローンの多くは、パートやアルバイトの方も利用対象としています。地域経済を支える、抜群の信頼感を持つ地方銀行ですからぜひ利用したいですね。
「パート・アルバイトOKの怪しい貸金業者を利用したら実は闇金だった…」などという危険性が無い点は大きなメリットです。
融資の限度額が比較的高めになっている
地方銀行カードローンの限度額は、消費者金融よりも高めです。大手銀行カードローンに比べると多少は低めの限度額ですが、それでも年収によって借り入れ上限が制限されることもありません。
以下表で、地方・その他の銀行をはじめ、消費者金融や信販会社のカードローン限度額と比較してみましょう。
銀行カードローンの借入限度額
地方銀行カードローン | 限度額 |
---|---|
横浜銀行カードローン | 1,000万円 |
ちばぎんカードローン クイックパワー「アドバンス」 | 500万円 |
常陽銀行カードローン「キャッシュピット」 | 500万円 |
北海道銀行カードローン「ラピッド」 | 800万円 |
足利銀行 あしぎんカードローン「Mo・Shi・Ca」(モシカ) | 500万円 |
北洋銀行カードローン 「スーパーアルカ」 | 1,000万円 |
大手銀行カードローン | 借入限度額 |
三菱UFJ銀行カードローン | 500万円 |
楽天銀行スーパーローン | 500万円 |
イオン銀行カードローンBIG | 800万円 |
りそな銀行 りそなプレミアムカードローン | 800万円 |
みずほ銀行カードローン(コンフォートプラン) | 1,000万円 |
住信SBIネット銀行Mr.カードローン(プレミアムコース) | 1,000万円 |
ジャパンネット銀行ネットキャッシング | 1,000万円 |
借り入れに収入で制限がかかるカードローン
消費者金融カードローン | 限度額 |
---|---|
プロミス | 500万円 |
アコム | 800万円 |
アイフル | 500万円 |
ノーローン | 300万円 |
SMBCモビット | 800万円 |
信販カードローン | 限度額 |
オリックスVIPローンカード | 800万円 |
三井住友カードゴールドローン | 700万円 |
限度額100万円前後まで収入証明書不要
地方銀行カードローンは、限度額100万円程度までなら収入証明書の提出が不要なケースも多いです。しかし中には、限度額300万円、500万円、そして中には「所得証明書の提出が一切不要」というところもあります。
以下、地方銀行カードローンをはじめ、さまざまなカードローンにおける申込審査時の収入証明の提出が不要となる利用限度額を表にまとめました。
銀行カードローンの利用限度額
地方銀行カードローン | 限度額 |
---|---|
横浜銀行カードローン | 300万円まで |
ちばぎんカードローン クイックパワー・アドバンス 所得証明書の提出が一切不要 | |
足利銀行 あしぎんカードローン「Mo・Shi・Ca」(モシカ) | 所得証明書の提出が一切不要 |
北洋銀行カードローン「スーパーアルカ」 | 500万円以下 |
大手&ネット銀行カードローン | 限度額 |
住信SBIネット銀行 Mrカードローン | 100万円以下 |
東京三菱UFJ銀行カードローン | 100万円以下 |
みずほ銀行カードローン | 200万円以下 |
イオン銀行カードローン | 300万円以下 |
東京スター銀行カードローン | 300万円以下 |
楽天銀行スーパーローン | 300万円以下 |
スルガ銀行カードローン(リザーブドプラン) | 500万円以下 |
消費者金融カードローンの限度額
消費者金融系カードローン | 限度額 |
---|---|
プロミス | 50万円以下 |
アコム | 50万円以下 |
アイフル | 50万円以下 |
消費者金融系カードローンについては「1社からの借り入れが50万円以下」か、あるいは「他の貸金業者からも借り入れ合計が100万円超」の場合に収入証明書の提出が必要です。
比較すると地方銀行カードローンの場合、用意する書類が少なくてもそれなりの金額を借り入れることができます。
おまとめローン・借り換えローンとして利用可能
おまとめローン・借り換えローンとして利用を検討している場合、銀行系カードローンが向いています。消費者金融カードローンのおまとめ・乗り換えの専用商品よりも、スペックが優れているからです。
具体的には、消費者金融カードローンの専用商品よりも「金利が低く、貸出限度額が高め」だからです。
消費者金融カードローンの「おまとめ・乗り換えの専用商品」は貸金業法に基づく計画返済支援おまとめローンなので、年収に関係なく必要な金額の借り入れが期待できます。しかし、実質年利率の上限が通常のローンとあまり変わらないため「おまとめ・乗り換え」の効果がそこまで高くないのです。
一方、銀行系カードローンであれば、基本的には使い道自由なため、おまとめローン・借り換えローンへの利用も可能です。消費者金融カードローンの「おまとめ・乗り換えの専用商品」よりも効果的におまとめ・乗り換えが期待できます。
消費者金融カードローンよりも低金利
地方銀行カードローンなら、消費者金融カードローンよりも低めの金利を実現しています。実質年利率の上限はおおむね15%未満で、さらに実質年利率の下限は2%以下のケースもあります。
以下表で、地方・その他の銀行をはじめ、消費者金融や信販会社のカードローンの金利を比較してみましょう。
地方銀行カードローン | 金利 |
---|---|
横浜銀行カードローン | 1.90%~14.60% |
ちばぎんカードローン クイックパワー「アドバンス」 | 4.30%~14.80% |
常陽銀行カードローン「キャッシュピット」 | 7.80%~14.80% |
北海道銀行カードローン「ラピッド」 | 2.00%~14.95% |
足利銀行 あしぎんカードローン「Mo・Shi・Ca」(モシカ) | 5.80%~14.80% |
北洋銀行カードローン「スーパーアルカ」 | 1.95%~14.70% |
大手銀行カードローン | 金利 |
りそな銀行 りそなプレミアムカードローン | 3.500%~12.475% |
みずほ銀行カードローン(コンフォートプラン) | 3.5%~14.0% |
イオン銀行カードローンBIG | 3.8%~13.8% |
三菱UFJ銀行カードローン | 4.6%~14.6% |
楽天銀行スーパーローン | 4.9%~14.5% |
三井住友銀行カードローン | 4.0%~14.5% |
消費者金融カードローン | 金利 |
プロミス | 4.5%~17.8% |
ノーローン | 4.9%~18.0% |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% |
アコム | 3.0%~18.0% |
アイフル | 4.5%~18.0% |
住宅ローン絡みで特典があることも
地方銀行はカードローン以外の商品も扱っています。特に住宅ローンはメイン商品の1つですが、その利用者を対象に、カードローンで金利を低くしてくれるケースがあります。
もしも地方銀行で住宅ローンを利用しており、なおかつこれからカードローンを利用したいという方は「住宅ローンを利用している地方銀行にカードローンはないか」「あるとすれば、金利優遇はあるか」といった点をチェックしてみましょう。
地方銀行カードローンで借りるデメリット
- 申し込める地域が限定される
- 銀行口座の申込が必要&来店必須の場合が多い
- サービスが洗練されていない
- 借りる方法が限定的なケースもある
- ATM手数料がかかることが多い
- 大手銀行よりも高い金利が多い
- 借入限度額が「やや低い」設定になる
- 在籍確認で職場バレしやすい
- 借入れ診断が利用できないことが多い
- ローン申込機なしが多い
- 無利息期間が無い
申し込める地域が限定される
「しずぎんカードローン セレカ」のように全国からの申し込みに対応する地方銀行カードローンがある反面、多くは申し込み地域が限定されます。
多くは、その地方銀行の営業地域内で「居住もしくは職場がある方」が対象です。どんなに条件が良い地方銀行カードローンでも、利用できない可能性がある点はデメリットと言えるでしょう。
以下、地方銀行カードローンの申し込み地域をごく一例だけ記載します。
横浜銀行カードローン | 神奈川県・東京都在住もしくは仕事をされている方限定 |
ちばぎんカードローン クイックパワー「アドバンス」 | 千葉県、東京都、埼玉県、茨城県など、千葉銀行の営業地域に住む者 |
北洋銀行カードローン「スーパーアルカ」 | 北海道在住・北海道で仕事されている方限定 |
銀行口座の申込が必要&来店必須の場合が多い
地方銀行カードローンは、銀行口座の申し込みが必要なケースも多いよう。やはり、新規の口座開設は銀行にとっては大切なポイントなのでしょう。
加えて、申込時には来店が絶対に必要なケースもあるようです。近年のカードローンは、利便性を考慮して来店不要の流れが主流になっているだけに、この点もデメリットの1つと言えそうです。
サービスが洗練されていない
地方銀行カードローンの場合、大手消費者金融カードローンや、大手銀行カードローンにとっては当然のサービスが用意されていないことがあるようです。
一例としては、申し込みから契約までがオンラインで完結するWEB完結や、インターネットバンキングでの振込融資などがそれに当たります。
実際にこれらのサービスを提供するには、大規模なシステム整理が必要な場合があり、資金力の欠ける地方銀行の場合には用意したくても用意できないという事情があるようです。
借りる方法が限定的なケースもある
カードローンを契約するとお金を借りることができますが、その方法はさまざまです。中にはローンカードなしで利用できたり、オンライン上の指定口座への振り込み予約で、融資がスムーズに完了する場合もあります。
しかし、地方銀行カードローンの中には「ローンカードでATMからお金を引き出す借り方」しかサポートできていないこともあるようです。他の便利な借り方と比較したとき、この点も地方銀行カードローンのデメリットとなり得るでしょう。
ATM手数料がかかることが多い
大手銀行カードローンでは、提携ATMの手数料が無料のことも多いのですが、地方銀行カードローンでは手数料がかかることも多いようです。特に、身近で便利なコンビニATMで手数料がかかってしまう点は、デメリットを感じさせるポイントと言えるでしょう。
1回に100~200円程度とは言え、頻繁な借り入れ&返済では、月々ですぐに1,000円近い負担になるケースも考えられます。実質年利率低めなのに、ATM手数料で損をすることがあり得るということです。
大手銀行よりも高い金利が多い
すべての地方銀行カードローンに当てはまるわけではありませんが、場合によっては大手銀行カードローンよりも高金利になり得る点には注意が必要です。地方銀行は数多くあり、カードローンのスペックも多様です。
もし実質年利率が14%を超える場合には、大手銀行カードローンを利用した方が低金利で利用できる可能性があります。
ただ、地方銀行カードローンの多くはカードローンとは別に、より低金利のフリーローンという商品を用意していることが多いので、そちらの申し込み条件や金利を確認して検討をするという手もあります。
借入限度額が「やや低い」設定になる
地方銀行のカードローンは(大手銀行に比べて)融資額が少なく設定されやすく、、利息についても大手よりやや高めです。
ただ、消費者金融カードローンに比べると平均的な利息は低く抑えてあります。そのため、消費者金融カードローンやクレジットカードのキャッシングから借り換え・おまとめ目的で地方銀行カードローンを利用するケースは多いです。
借入の金額は、300万円未満が大半を占めます。また、初回の融資に関しては100万円までに設定されるケースが多いです。
融資額が足りない場合は、メガバンクのカードローンを申し込んでみてください。
在籍確認で職場バレしやすい
地方銀行に限らず、大手の銀行カードローンなども「電話での在籍確認がほぼ必須」となっています。
例えば消費者金融カードローン・SMBCモビットの「WEB完結」なら、電話連絡なしで契約できますが、こうしたサービスを設ける銀行カードローンはほとんどないと考えられるでしょう。
銀行カードローンは、「銀行名」で電話をかけて在籍確認します。同僚などから怪しまれる可能性は低いと思われますが、細心の注意を払いたい方にとってはデメリットと言えるでしょう。
借入れ診断が利用できないことが多い
「年齢」「年収」「雇用形態」「現在の他社借り入れ金額」などの入力で、借り入れ可能かを即座に判断。ホームページ上に「借入れ診断」が設けられている場合は、個人情報の入力なしで誰でも利用できます。
プロミス、アイフル、アコムなど、消費者金融カードローン大手では「借入れ診断」を用意しているケースが多いですが、銀行カードローンではほとんど用意されていないようです。
実際の審査は保証会社が担当するため、こうしたサービスを設けることが難しいのかもしれませんね。
ローン申込機なしが多い
大手銀行カードローンと同様、地方銀行カードローンでも、自社のローン申し込み機(自動契約機)を用意していないケースが多いです。
人によっては、ネット申し込みよりもローン申し込み機での手続きが良いという方もいるため、デメリットの1つと言えます。
また、ローンカードの受け取り手段が、自宅か支店窓口に限られてしまうことも大きなデメリットです。ローンカードの自宅郵送は、家族バレのきっかけとなるリスクはゼロではなさそうですし、ローン申込機が無いことによって生じる不便と言えます。
無利息期間が無い
しずぎんカードローン セレカは、初回契約の方に限り「最大45日間無利息」を設けています。しかし、しずぎんカードローンは例外的で、このような無利息期間を設けていない地方銀行カードローンが多いです。
初回利用者に対する「30日間の無利息期間」を設けるプロミス、アコム、アイフル、さらに何度でも1週間の無利息期間が魅力のノーローンといった大手消費者金融カードローンに比べると、地方銀行カードローンのデメリットと言える点でしょう。
地方銀行カードローンの審査の裏側
実際に申込審査をするのは信販会社や消費者金融が多い
どの地方銀行でも、審査を行うのは別の金融機関です。これは、大手の銀行などでも同じです。
例えば、ある大手銀行では、消費者金融が審査と保証業務を委託されています。また、地方銀行でも信販会社や消費者金融が審査を行っています。
信販会社とは、クレジットカードの発行や独自のカードローンを扱う金融機関です。また、消費者金融でも銀行カードローンなどの保証業務を行っています。
銀行カードローンは「信販会社や消費者金融の基準で、審査が受けられる」のが特徴です。特に、消費者金融は審査のハードルが低く、年収の低い方でも比較的審査が通りやすいです。
ローン審査が心配な方は、申込予定の地方銀行カードローンが、どの保証会社を使っているのか確認してみてください。もし消費者金融が審査をしていれば、アルバイトやパートの方でも審査が通りやすくなっているでしょう。
まとめ
地方銀行カードローンは、地域密着の安心感で利用することが可能です。ただし、それが災いし、利用に際してはご近所や地域の目を気にするシチュエーションも出てくるかもしれません。また、借り方や申し込み方法など、利用上で少々不便を感じる可能性もゼロではありません。
一方、「実質年利率低め&借り入れ限度額高め」は大きな魅力であり、希望する高額な限度額を利用できる可能性もあります。
地方銀行カードローンは融通が利くため使いやすい
地方銀行を賢く使いこなすには、窓口で借入条件等、細かな相談をしてみることです。大手の場合は利用者が多いため、きめ細かなサービスは期待出来ません。
しかし、地方銀行の場合は窓口も近く、融資や返済の相談も親身になってアドバイスをしてくれます。特に、地元民に対しては融通が利くなど便利な点は多いです。
メガバンクで審査が通らなかった方は、近くに地方銀行の支店がある方、口座を持っていたり、住宅ローンを利用されている方は、お金を借りる候補として「地方銀行カードローン」を検討してみましょう。