総量規制対象外ローン完全ガイド!年収が気になる方にオススメ

総量規制対象外

この記事で分かること

  • 銀行ローン・総量規制外なのはナゼ?
  • 総量規制対象外ローンのメリット・デメリット
  • おまとめローン、事業融資について

総量規制対象外ローンとは「年収の3分の1以上」という制限が無いローンです。通常、消費者金融やクレジットカードキャッシングは、年収の3分の1を超える融資は受けられません。

先生本記事では、総量規制対象外ローンの仕組みについて詳しく解説します。

これから、銀行カードローンやおまとめローン、借換えローン、事業融資(ビジネスローン)を利用される方は、本記事を参考に「総量規制外の融資」について、知っておいてください。

総量規制外ローンの一覧

「総量規制対象外ローン」は、一種類ではなく複数あります。総量規制対象外ローンを分かりやすく表にまとめてみました。

総量規制外ローンの種類(一覧)
区分 内容
銀行や信用金庫など 銀行(都市銀行や地方銀行、インターネット銀行)のほか、信用金庫、信用組合、労働金庫、保険会社、証券金融会社、農協、漁協、質屋からの借り入れすべて ⇒ 総量規制対象外
つなぎ融資 銀行融資が実施されるまでに利用される、つなぎ融資(主に住宅ローンなどに利用される)⇒ 総量規制対象外
個人事業主の借り入れ 個人事業主が融資を受ける場合 ⇒ 総量規制対象外
ビジネスローン 事業目的の融資、ビジネスローン ⇒ 総量規制対象外
ショッピングローン 高額な家電や家具、その他「品物を購入する」場合に組むローンすべて ⇒ 総量規制対象外
自動車ローン 自動車購入を目的としたローン ⇒ 総量規制対象外
おまとめローン・借換え専用ローン 借り入れ負担を軽減し、多重債務問題を解決するための融資。その他、金利の低いローンへの借り換え ⇒ 総量規制対象外
住宅ローン 住宅購入、リフォームを目的とした融資など ⇒ 総量規制対象外
配偶者貸付 配偶者に同意を得れば、配偶者と専業主婦の収入を合算した年収の「3分の1」まで借り入れができる ⇒ 総量規制対象外
高額医療費の借り入れ 医療費や治療費を目的とした借り入れ ⇒ 総量規制対象外
手形割引、ファクタリング 取引先(ビジネス)から得た手形を現金かしたり、ファクタリングサービスを利用した場合の資金 ⇒ 総量規制対象外
不動産担保融資 不動産を担保に受けた融資すべて ⇒ 総量規制対象外
有価証券担保貸し付け 有価証券を担保に受けた融資すべて ⇒ 総量規制対象外

いかがですか? 上記ローンや融資はすべて、総量規制の対象外です。

銀行ローン・総量規制外なのはナゼ?

銀行と消費者金融、信販会社は、適用される法律がそれぞれ異なります。また、キャッシングとショッピングでも、規制条件が異なります。以下の表に「法律の違い」を分かりやすくまとめてみました。

銀行・消費者金融・信販会社|適用される法律の違い
区分 適用される法律
銀行のローン(キャッシング) 銀行法
銀行の融資(ローン全般) 銀行法
消費者金融の融資(キャッシング) 貸金業法
信販会社の融資(ローン全般) 貸金業法
クレジットカードのキャッシング 貸金業法
クレジットカードのショッピング 割賦販売法

同じキャッシングでも、銀行と消費者金融(または信販会社)では、規制される法律が変わってきます。総量規制を含む「貸金業法」においては、平成22年6月18日より「年収の3分の1以上の融資」について、規制を受けるようになりました。

勉強会しかし、銀行法においては「明確な年収制限」は示されていません。ただし、銀行においても過剰な融資は実施されておらず、年収に応じ「無理のない範囲」で、限度額が決定されています。

クレジットカードを使った割賦販売も「総量規制の対象外」ですが、割賦が利用できる金額にも、一定の規制が掛けられています。

割賦販売法について、ここでの説明は控えますが、クレジットカードのショッピング枠は、利用者の年収から生活に必要な維持費、他社カードの債務などを目安に「利用可能な金額」が設定されます。

貸金業者かどうか調べる方法

利用しているローン会社が、健全な貸金業者かどうかは「金融庁」のホームページで確認出来ます。気になる方は、一度チェックしてみてください。

総量規制外の基本「借りすぎを防ぐ」ためのルール

2010年にスタートした総量規制は、個人のローン利用者を「ローン借りすぎ」から保護し、健全な利用ができるよう制定されました。

総量規制は、貸金業者の融資に適用されるルールで、個人間の融資(家族や知人から借りる)や銀行融資、ビジネスローンは対象外です。また、複数の借り入れを一本化するおまとめローンや、金利の低いローンに乗り換える「借換え専用ローン」も、総量規制の対象外として扱われます。

実際に、いくらまで借りられるのか?

貸金業者が個人に向けて融資を行う際「年収の3分の1」以上貸付ができないよう、総量規制という規制が適用されますが、実際にいくらまで借りられるのか試算(シミュレーション)してみましょう。

札束例えば、年収300万円の女性が消費者金融で融資を受ける場合、年収の300万円を3で割った数字「100万円」が貸付の限度額になります。

この数字は「限度額の目安」であり、既にクレジットカードや他社ローンでキャッシングをしている場合(先程計算した)100万円から「現在利用している借り入れ分」を引いた額が「実際に借入可能な金額」となります。

年収の定義とは?

キャッシングやローン審査における「年収」とは、給与取得のほか、年金からの取得、不動産の家賃収入、個人事業の事業所得も含みます。

年収に含まれる項目は、コレ!

  • 給与所得
  • 年金
  • 不動産の家賃収入
  • 個人事業の家賃収入

各項目について、さらに詳しく説明しておきましょう。

給与所得

給与所得は「総支給額」のことを指しています。月々受け取っている給与の総額(年間)だけでなく、残業手当や住宅手当、ボーナス、社会保険料の控除分なども給与所得としてカウントします。

カードローン審査を受ける場合は、税金を引く前の「控除額の額面」を年収として申告すればOKです。また(以下で説明する)年金や不動産、個人事業の事業所得がある場合は、合算して申告してください。

年金

年金手帳国民年金や厚生年金のほか、個人年金など「私的な年金」も年収の中に含まれます。

不動産の家賃収入

不動産を所有しており、月々不動産の家賃収入が発生している場合は、年収として合算し計上してください。

個人事業の家賃収入

個人事業を営んでいる方、副業などの収入が発生している方は、給与所得やその他収入(年金、不動産の家賃収入)と合わせて申告しましょう。

年収に含まれないのは?

保険金で得た一時的な収入、資産譲渡、退職金、投資の配当金や利子、宝くじからの当選金やギャンブルで得た収入は、年収の中に含みません。

総量規制対象外ローンのメリット

総量規制対象外ローンとして、最も良く知られているのが「銀行ローン」です。

おまとめローンや借換えローンなども「総量規制の対象外」ですが、今回は「銀行カードローン」を中心に、総量規制対象外ローンを利用するメリットについて、詳しく説明します。

総量規制対象外ローンを利用するメリットは3つ!

総量規制対象外ローンを利用するメリットは、以下の通りです。

総量規制対象外ローンを利用するメリット

  1. 専業主婦でもローンが組める
  2. 年収の制限無く、ローンが申し込める
  3. 低金利、高額融資に対応している

①〜③各項目の詳細は、以下の通りです。

①専業主婦でもローンが組める

銀行カードローンは、専業主婦が申し込める唯一のローンです。もちろん、全ての銀行が対応している訳で無く、一部の限られたローンのみ「専業主婦の借り入れ」を認めています。なお、専業主婦の方におすすめのローンは、以下の記事で詳しく解説しています。

②年収の制限無く、ローンが申し込める

申込(銀行の)総量規制対象外ローンは「年収の3分の1以下」という、明確な規制がありません。もちろん、無制限に融資できる訳では無いのですが、一定の年収制限が無ければ、おまとめローンや借換えローンとして活用しやすくなります。

③低金利、高額融資に対応している

総量規制対象外の「銀行カードローン」は、消費者金融や信販会社の貸付よりも、利息が低く、高額な融資(例:500万円〜1,000万円など)にも一部対応しています。このため、長期間の借り入れでも無理のない、返済計画が立てられます。

銀行は、提携ATMの手数料が安い!

銀行カードローンは、提携ATMの「手数料が安い」のも大きな魅力です。例えば、自行以外のATMでも「年中手数料0円」で利用できるローンもあり、消費者金融や信販会社ローンとは一線を画する存在です。

総量規制対象外ローンのデメリット

次に、総量規制対象外ローンのデメリットをみておきましょう。

総量規制対象外ローンを利用するデメリット

  1. 審査に時間がかかる
  2. 審査基準が厳しいことも…
  3. 審査できる時間帯が短い

各項目の詳細は、以下の通りです。

①審査に時間がかかる

消費者金融や信販会社のローンとは違い、総量規制対象外ローンは「審査時間が長く」感じるかもしれません。他行ローンやおまとめローンを申込む場合は(通常のローンより)審査時間が長くなりがちです…。

以下のページでは、審査後時間が早く、口コミ評価が高い銀行カードローンを紹介しています。審査時間が気になる方、融資をお急ぎの方は、参考にしてみてください。

②審査基準が厳しいことも…

①と共通しますが、審査時間が掛かるということは「審査をより慎重に行っている」証拠です。このため、消費者金融よりも審査の可決率は「やや低く」なることがあります。

審査が気になる方は、以下のページを参考に「審査が甘いローン」を利用してください。

③審査できる時間帯が短い

消費者金融の場合は、自動契約機などを設置し、土日や祝日でも夜遅くまで、カードローン審査を実施しています。これに対し、銀行ローンの審査時間は短く、早ければ17時頃に終わる銀行もります。

もし、営業時間が長い銀行をお探しの方は自動契約機を取り入れた銀行ローンを利用しましょう。

おまとめローン、事業融資について

銀行ローン以外でも(消費者金融の)おまとめローン、借換えローン、事業融資(ビジネスローン)については、総量規制の対象外です。

今回、ビジネスローンの詳細は省きますが、おまとめローンや借換えローンについては、以下の記事を参考にしてみてください。

総量規制対象外ローンの注意点

総量規制対象外ローンを利用する場合は、以下のポイントに注意しましょう。

総量規制対象外ローンの注意点

  • 所得に見合わない、過剰な借り入れをしない
  • 審査のハードルは、やや高めなので注意
  • 審査に時間が掛かるので、余裕を持って行動する

上記のポイントさえ気をつけていれば、総量規制対象外ローンで失敗することはありません。特に、銀行カードローンを利用される方は、これらの項目を再確認してから申込をしてください。

おすすめまた、審査が気になる方は、以下の記事を参考に「これから申し込むローン」を探してみてください。

銀行からの融資が難しい場合でも、銀行系列の消費者金融ローンを利用すれば、銀行に近い貸付条件(低金利・高額融資)で、融資が受けられるので安心です。

まとめ|総量規制対象外ローンを「味方」に付けよう!

みなさんも、総量規制対象外ローンを味方につけて、スマートに借り入れ(キャッシングを)しましょう。銀行ローンなど「総量規制対象外の融資」を受ければ、利息も低く貸付条件が良いので安心です。

また、専業主婦の方、おまとめローンや借換えローンを利用される方も、本記事を参考に「総量規制対象外ローン」を上手に活用してみてください♪

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