手持ちのお金が少なくなり、借入を検討している方の中には、「カードローンを使いたいけれど審査通過が不安…審査がゆるいカードローンはある?」と考える方もいるでしょう。
そこで本記事では、
「カードローン審査がゆるい金融業者」や、
「カードローン審査をゆるく通過させるために押さえておくポイント」
「注意しておきたい、ゆる過ぎる審査基準のカードローン」
などについて、分かりやすく解説します。
はじめてカードローンの利用を検討している方で審査が不安な方は、ぜひ本記事を参考にしながらカードローンへの申し込みを進めていきましょう。
目次
カードローンの審査がゆるい金融業者の選び方
まず、カードローンの審査がゆるい金融業者の選び方から解説します。確実にカードローン審査に通過させてキャッシングを成功させるには、できるだけ審査難易度が「ゆるい」カードローンを選ぶべきです。
審査基準が「ゆるい」カードローンは無い!
カードローンでキャッシングした後は、完済するまで「毎月決められたお金を継続して返済」していきます。このため、カードローンの利用は「安定した収入がある」ことが最低条件になります。
つまり、カードローンへ申し込むだけで審査に通過できるというような、「審査がゆるい」カードローンはありません。
カードローン会社は審査基準を公開していない
カードローン会社はそれぞれ独自の審査基準で申込者を審査しています。また、カードローンの審査基準は非公開のため、審査基準がゆるいカードローン会社を見つけるのは非常に難しいです。
しかし、できるだけ審査が緩やかなカードローンを見分ける方法はあります。
カードローンは主に銀行と消費者金融が提供している
私たち一般消費者が使いやすいカードローンは、銀行が提供している「銀行カードローン」と、消費者金融(=貸金業者)が提供している「消費者金融カードローン」の2種類がほとんどです。この2種類のカードローンは、適用される法律が異なるため、同じカードローンでありながら、サービス内容に違いがあります。まず、銀行カードローンと消費者金融カードローンのスペックの違いから確認してみましょう。
カードローンの区分 | 銀行カードローン | 消費者金融カードローン |
---|---|---|
申し込み対象年齢の目安 | 満20歳以上満64歳以下 | 満20歳以上満69歳以下 |
上限金利の目安 | 13.5%〜16.5% | 17.8%〜18.0% |
限度額の目安 | 300万円〜1,000万円 | 500万円〜800万円 |
審査通過の年収の目安 | 200万円〜250万円以上 | 150万円〜200万円以上 |
即日融資 | 不可 | 可 |
サービス | 一部の銀行カードローンには「ポイントプログラム」のサービスがある場合も | ほとんどの消費者金融カードローンには「30日間無利息キャッシング」が用意されている(※SMBCモビットは無利息キャッシングがないので注意) |
上の表のように銀行カードローンでは満64歳以下までの方が申し込み対象となっている場合が多く、消費者金融カードローンでは満69歳以下の方が申し込み対象となっているケースが多いです。
また、銀行カードローンは金利が低く、消費者金融カードローンは金利が高い傾向があります。
消費者金融カードローンはアルバイトやパートの方でも使いやすい
各カードローンから公式に発表はありませんが、実際にカードローンを利用した方の口コミなどを参考にすると「銀行カードローンでは年収200万円〜250万円以上」、「消費者金融カードローンでは150万円〜200万円以上」が審査通過の目安でしょう。
また、一部の消費者金融カードローンでは、アルバイトやパートの利用についても「安定した収入と返済能力があれば契約可能」との記載があるため、アルバイトやパートというステータスの方へも積極的な貸付を行っていると考えられます。
アルバイト(パート)でも契約はできますか?
20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方であればご契約いただけます。
出典:【アコム公式FAQ】アルバイト(パート)でも契約はできますか?|カードローン・キャッシングならアコム
消費者金融カードローンは審査がスピーディー!
また、消費者金融では申し込み当日の即日融資が可能です(※混雑状況や申し込み時間により異なります)。最短30分で審査結果の回答を得られるので、キャッシングを急いでいる方は、非常に便利に利用できます。
一方、銀行カードローンでは即日融資ができません。銀行カードローンは「申込者が反社会的勢力に属していないか」、警視庁のデータベースに参照する審査が行われるようになりました。データベースへ参照する審査には1営業日以上かかるため、最短でも翌日以降の融資となる点に注意してください。
カードローン審査が不安な方は消費者金融カードローンがオススメ
消費者金融カードローンはアルバイトやパートの方もキャッシングしやすいことから、銀行カードローンに比べると、審査基準が緩やかな傾向があると考えられます。
審査がゆるいカードローンはありませんが、少しでも審査難易度が緩やかなカードローンを探している方は、消費者金融カードローンへの申し込みがオススメです。
カードローン審査通過がゆるい?審査で押さえておくべきポイント
実際のカードローン申し込み時に、少しでも「審査をゆるくする(=審査通過を目指しやすくする)」ために、審査で押さえておきたいポイントについて解説します。
カードローン審査がゆるくなる?押さえておきたいポイント!
- 安定した収入
- 1年以上の勤続年数
- 必要以上に高い限度額は希望しない
- 他社からの借入額・借入件数
- 滞納や未納の履歴がない信用情報
安定した収入
先ほどの項目でも解説したように、カードローンの利用には「安定した収入」が必須です。また、年収が高い人ほど、カードローン審査では有利になります。
年代 | 平均年収 |
---|---|
20〜24歳 | 210.5万円 |
25〜29歳 | 248.1万円 |
30〜34歳 | 289.0万円 |
35〜39歳 | 324.1万円 |
40〜44歳 | 358.7万円 |
45〜49歳 | 394.7万円 |
自分の年代の平均年収程度の稼ぎがある方は、収入に関するステータスでカードローン審査に落とされる可能性はほぼ無いでしょう。ただし、カードローンの利用には、ここまで高い年収が必要というわけではありません。
アルバイトやパートというステータスの方でも、しっかり働いて安定収入を得ている方は、十分にカードローンの審査通過を目指せます。収入が不安定な職業に就いているという方でカードローンの審査通過を目指す方は、まずは安定した収入を得られるように、転職などを検討してみましょう。
1年以上の勤続年数
また、安定した収入を証明するための審査項目として「勤続年数」も重視されます。勤続年数が長い方ほど仕事を辞めにくいという傾向があるため、勤続年数が長いほどカードローン審査には有利になります。
一方、勤続年数が数日〜3ヶ月程度の短い方は、「今の仕事が長く続くのかどうかを判断しにくい」ため、カードローン審査で不利になります。
少しでも審査通過を緩やかなものにするため、勤続年数は「1年以上」積み上げてから、カードローンへ申し込んでください。
必要以上に高い限度額は希望しない
カードローンの申し込み時に聞かれる「限度額」ですが、必要最低限の限度額を希望するようにしましょう。目的がないのに高額なお金を借りようとすると、「散財目的(=無駄な買い物やギャンブルなど)のキャッシングで返済してもらえないかもしれない…」と怪しまれ、審査に不利になる可能性があります。
また、高額な借入ほど審査難易度が高まる傾向があるため、確実に審査通過を目指すのであれば、少額の限度額を希望してください。
他社からの借入額・借入件数
カードローン審査をゆるく通過させるためには、「他社からの借入を完済」しておきましょう。すでに他社からの高額な融資を受けているという方は「総量規制(※)」の適用から新規のカードローン審査に通過しにくい(=できない)可能性もあります。
また、複数のカードローンを利用している方は「お金のトラブルが多い人かもしれない…」と見られ、カードローン審査が不利になる点に注意してください。複数のカードローンを利用している方は、「おまとめローン」などを利用して、まずは現在のキャッシングの完済を目指すようにしましょう。
総量規制
過剰な貸付を防ぐため、貸金業者は利用者の年収3分の1超のお金を貸してはいけないと決められた法律のことです。
原則、貸金業者=消費者金融に適用される法律ですが、近年の銀行カードローンも貸付額の自粛の傾向があり、消費者金融と同じように年収3分の1のお金が上限限度額の目安になっています。
滞納や未納の履歴がない信用情報
信用情報とは、過去のクレジットカードやカードローンなどの支払い履歴のことです。この「信用情報」に毎月の支払い・返済履歴があり、滞納などが無い方が、カードローン審査で有利になります。
一方、滞納や未納の履歴がある方は、「キチンと返済してくれない人」として判断されるため、カードローン審査が不利になります。この信用情報は、信用情報機関(CIC、JICC、全銀協)で信用情報の開示が可能です。自分の信用情報が気になる方は一度開示して、悪い履歴が残っていないかチェックしてください。
カードローンの審査がゆる過ぎる金融業者は要注意!
どのカードローンでもしっかり審査が行われているため、審査がゆるいカードローンはありません。このため、「無職でも融資OK」「ブラックの方でも使える!」など、審査がゆる過ぎるカードローン、金融業者には十分に注意してください。
審査がゆる過ぎるカードローン=ヤミ金の可能性が高い!
審査がゆる過ぎるカードローンは、ほぼ確実に「ヤミ金」です。 このような、あり得ないような「ゆるい」条件で貸付を行なっている金融業者は、違法な金利(=高金利)で貸付を行う金融庁に無登録の違法業者であると考えられます。
ヤミ金を使ってしまうと大きなトラブルに…
ヤミ金でお金を借りてしまうと、トイチ(=10日で1割の利息)と呼ばれるような高い金利で貸付が行われたり、滞納すれば自宅や勤務先への執拗な取り立てが行われたりする恐れがあり、必ず大きなトラブルに巻き込まれてしまうでしょう。
また、ヤミ金に騙されてしまった利用者は、「ヤミ金を訴えたいけれど、大ごとになってしまうと会社にバレてクビになるかも…」と思い、泣き寝入りしてしまう方も多いのです。
出来るだけ無名のカードローンは使わない
ヤミ金を迂闊に利用してしまうとトラブルに巻き込まれてしまう恐れがあり、非常に危険です。ヤミ金に騙されないようにするためには、出来るだけ名前を聞いたことがある金融業者のカードローンを利用するようにしてください。
名前を聞いたことがない金融業者だった場合は、金融庁のサイト「登録貸金業者情報検索サービス」で、金融庁への登録があるかどうか調べてみましょう(※無名の金融業者でも優秀なスペックのカードローンは存在しています)。
安心して利用できるオススメの大手消費者金融一覧
- アイフル
- アコム
- プロミス
- SMBCモビット
- レイクALSA
安心して利用できる金融業者を使いたいという方は、銀行カードローン、または、上記のいずれかの大手消費者金融カードローンを利用してください。
カードローン審査が不安な方は消費者金融カードローンがオススメ
本記事では、審査が「ゆるい」カードローンについて、詳しく解説してきました。
審査がゆる過ぎるカードローンは使わない!
- そもそも審査がゆるいカードローンはない
- 銀行カードローンより消費者金融カードローンの方が審査基準が緩やかな傾向あり
- カードローン審査をゆるく通過させるためにステータスを上げておく
- 審査基準がゆる過ぎるカードローンはヤミ金の可能性大
- 出来るだけ有名な金融業者のカードローンへ申し込む!
そもそも審査基準が「ゆるい」カードローンはありません。カードローン審査では収入などの「返済能力」、信用情報の「返済履歴」などが重視され、どのカードローンも厳密な審査が行われています。
ただし、本記事でも解説したように、一部消費者金融のカードローンでは、「安定した収入があれば、アルバイトやパートの方でも利用できる」といった記載があるため、雇用形態のステータスが弱い方でも審査通過を目指しやすいでしょう。
申し込みたいカードローンが見つかったら、ぜひ本記事を参考にしながら、カードローンの審査通過を成功させてください。