
カードローン審査に必要な書類は、できるだけ早めに準備する必要があります。なぜなら、書類の提出が遅れてしまうと、審査は一向に進まなくなるからです…。特に「1時間でも早く融資を受けたい」という方は、先に必要書類を集めるようにしてください。
ここでは、必要な書類の一覧と「審査申し込みの注意点」について説明します。即日融資を希望される方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
目次
カードローンの申し込みで必要な書類一覧
カードローンの申し込みには、書類として自分の身分を示す身分証明書が必要になります。身分証明書を提出すべき理由は、申し込みをしたのが「本人かどうか」カード会社が確認するためです。
これは、第三者によるなりすましや(融資詐欺など)犯罪を防止する目的があります。
ちなみに必要な書類は下記の本人確認書類2点と、後述する収入証明書1点の計3点が必要です。なお、本人確認書類はコピーでも大丈夫です。
本人確認書類(2点必要)
運転免許証か運転経歴証明書
まず運転免許証、及び運転経歴証明書はカードローンの申込み審査で使える書類の代表格です。
対象は日本国内で発行されたものに限りますが、おそらく多くの方が所有しているのではないでしょうか。
WEBで提出する場合は、表面だけでなく裏面を含めた両面の提出を求められることもあります。
健康保険証(国民健康保険証か社会保険証)
保険証もカードローンの申込み審査に使える書類です。ただし保険証を提出する場合、国民健康保険証と社会保険証では、審査結果は若干変わってきます。
社会保険証を提出する(所持している)方は「経営の安定した企業に勤めている」と判断されます。
しかし、国民健康保険証の場合は、自己負担で保険料を支払い取得する保険証です。このため(社会保険証に比べると)保険料を支払う分、収入は不安定とみなされます。
職種に応じて審査通過率が変わる
あまり大きな声では言えませんが、職種によっても、借り入れの金額や審査結果は変わってきます。
世間的に「安定した職業」として認知されている、公務員や医師などの職種は、審査で良い評価(=プラス材料として判断されること)が得られます。次いで、上場企業にお勤めの方は、審査の可決率も(一般に比べて)高くなります。
パスポート
日本国内で発行されたパスポートもカードローンの審査申込みに使用できます。
その際は写真や現住所の写っているページを利用します。
マイナンバーカード
マイナンバーカードもカードローンの申込み審査に使用することができます。
ただ、よく勘違いされる通知カード(顔写真なしのもの)は審査に使用することができません。
役所などでマイナンバーカードを発行してもらう必要があるでしょう。
住民票の写し
発行後半年以内に限りますが、住民票の写しもカードローンの審査に使用することができます。
在留カードや特別永住者証明書等
上記の書類もカードローンの審査申込みに使用することができます。
ただし変更情報がある場合は裏面の提出も求められることがあります。
収入証明書(1点必要)
カードローンの申込み審査には、前述した通り上記2点の書類に加え、下記の収入証明書も1点必要になります。
- 確定申告書
- 源泉徴収票
- 課税証明書
- 給与明細書
- 納税通知書
所得証明証は1日で届かないので注意!
所得証明書の準備は、意外と時間がかかるのご存知でしょうか。手元に書類があれば手続きが早いのですが、1から準備をする場合は、とても(全ての作業を)1日で終えることはできません…。
このため、審査や融資をお急ぎの方は、なるべく早く準備に取りかかり、申込手続を始めるようにしましょう。
所得に関する明細が手元に無かったら…?
所得に関する明細をうっかり無くしてしまった、手元に無い!という場合は、納税証明書を再発行してもらいましょう。
市役所や区役所にいけば、市民税(都内の場合は都民税)に関する証明書を発行してくれます。
書類を取りに行く時間が無い場合は、郵送でも対応してくれますが、受け取りまでに日数が掛かってしまいます。この場合、夜遅くまで開いている、市役所や支所の窓口を利用してください。
また、職場で給与明細や賞与明細の再発行をお願いしても構いません。この場合「クレジットカードを作るために、明細が必要」と説明すれば良いでしょう。わざわざ、カードローンやキャッシングなど、細かな理由を告げなくても大丈夫です。
もちろん、ローン会社は「会員のプライバシー保護を第一」に、融資や借入、審査のことは一切黙秘してくれます。このため、ローン会社から私たちの勤め先に「在籍確認」する場合も、友人や知り合いを装って、電話をかけてきてくれます。
カード会社が知りたいのは本当に「働いているか」確認すること
カード会社はただ「本当に会社にいるかどうか」を確かめたいだけなので、審査のことやローン会社から(電話を)掛けていることは、一切黙って手続きを進めてくれます。
書類の提出もそうですが、所得証明書や身分証明が必要なのは、ただ「返済能力があるかどうか」確認したいだけなのです。
このため、会社や家族、その他周囲の人たちには、借入のことを知られずに、カードローンが利用できます。
カードローンの審査に必要な証明書を集めるのが面倒な時の対処法
所得証明書不要なローンを使う
所得証明書を集めるのが面倒だという方、書類が揃うまで待てないという方は「所得証明書不要ローン」を利用しましょう。
所得証明書不要ローンは年々増えてきており、原則「身分証明書」だけで借りられる便利なローンです。
こうしたサービスを利用すれば、手元にある保険証や運転免許証を提出(コピーでOK)だけで、必要なお金が借りられるので非常にカンタンです。
所得証明書不要ローンが使えない・申込が出来ない人もいる
ただし、所得証明書不要ローンは、次の職業の方は利用できません。
- 自営者
- 年金受給者
- ローン会社が「所得証明書が必要」だと判断した方
- その他
まず、自営者など「自ら事業を行っている方」は、自らの所得証明が難しいため、所得証明書不要ローンが利用できません。どのローンを利用しても、必ず「所得証明書を提出するよう」求められるので注意してください。
所得証明書不要ローンが使えるのは「社会保険証を持っている方」がメインです。一部、専業主婦の方に「所得証明書不要」とするローンもありますが、この場合も家族や配偶者が「社会保険証所持者」であることを前提にしています。
もし、社会保険証を持っていないのなら『所得証明書不要ローンは使えない』と判断してください。しかし、所得証明書不要ローンが使えなくても、ガッカリする必要はありません。自営者の方でも、通常のキャッシングローンは利用できます。
自営業の方は、納税証明書などの「所得証明書」を準備して審査を受けてみてください。最近は、マイナス金利導入などの影響もあり、金融機関は「一人でも多くの人に融資を受けて欲しい」と考えています。このため、以前よりもローンの受け皿が広くなったと言われています。
特に、銀行系のローン会社(消費者金融)などは、申し込みやすいローンを次々と設け、新規利用者の獲得に成功しています。
カードローンの申込みに必要な書類を集める上での注意点
『有効期限が切れていないか』何度も確認
申込の失敗で特に多いのが、保険証や免許証の期限切れです。
期限切れが近づいている場合は、できるだけ早めに「切り替え手続き」を行ってください。
期限が切れていた場合、せっかく条件を満たしていても書類で落とされてしまう可能性が高いです。
現住所と書類の住所が合っているか確認
また、現住所と書類の住所が異なる場合も、できるだけ早めに更新を行ってください。住所の更新手続きが間に合わない場合は、公共料金の明細や請求書を用意しましょう。
ここでの公共料金とは、ガスや水道等を指します。スマートフォンや携帯電話、光回線やプロバイダー料の書類は(公共料金)として使えないので、注意してください。
最新の公共料金通知書(明細や請求書)を提出すれば、現住所の証明として受理されます。
申込み審査に必要な書類集めは「相手の都合」も考えて行動する
どんなに小さな会社でも、給与明細や所得に関する明細を「即日発行してくれる」とは限りません。会社の規模や忙しさによって異なりますが、最低でも2日〜3日の余裕をみて行動しましょう。
また、市役所などに「郵送で手配」した場合は、さらに時間がかかることを計算に入れて行動してください。
例えカードローンが『即日発行可能』でも、所得証明書や必要書類が手元になければ、思いのほか時間がかかってしまうので、注意が必要です。
まとめ|カードローンの申込み前にに必要書類は準備しておこう
カードローンを申し込む場合は、すべての書類を手元に揃え、不備の無い状態で申し込むようにしましょう。また、キャッシングを急ぐ場合は、2〜3日時間に余裕を持っておけば、慌てず冷静に対応できます。
即日融資を希望される方も「早めの行動」を心がけ、必要な書類や手続を済ませるようにしてください。
本記事のほかにも、手続きの速い「ネット申込の活用方法」や「必要書類のこと」を詳しく紹介しています。ぜひ本記事と合わせて、参考にしてみてください。