
無人契約機は「カードローン契約」に欠かせないサービスのひとつです。無人契約機は、消費者金融のほか、銀行大手(有名なメガバンク)にも導入されています。
ここでは、無人契約機がどのように使われ、どのような方法でプライバシー保護に努めているのか「契約からサービス」の仕組みについて、詳しく説明しましょう。
目次
無人契約機を使えば、他人から「借入や契約」がバレない!
無人契約機とは、スタッフの常駐しない小さな店舗です。一見、ATMに似ているのですが、小さな機械(契約機)には、書類申請のためのスキャナーやタッチパネルなど「カードローン独自の装置」が備え付けられています。
また、無人契約機の多くは、個室になっており、外から「契約の様子」が見えないよう工夫されています。防音はもちろん、磨りガラス(もしくは壁)などで、外からの視線も、完全にシャットダウンできます。
店舗にある契約画面は「本部と繋がるカメラ」機能を備えており、契約で迷った時や困った時には、すぐにオペレーターと会話ができ、誰でも安心して手続きが行えます。
利用する店舗は、街中〜郊外まで、自由に選択できる
他人から「契約している姿を見られたくない」と言う方は、駅前や地元の機械ではなく、隣町や知っている人が住んでいない街で、無人契約機を利用しましょう。一部の店舗は、郊外にあるため、マイカーで(無人店舗に)来店することが可能です。
(カード会社の調査によると)家族や会社の同僚、近所の人たちに見られないように、自宅から遠く離れた場所で、契約をする方が多いと言います。人目が気になる時には、遠方の店舗を利用しましょう。
また、ネット契約を利用すれば、店舗に出向くこと無く、自宅やオフィス、通勤途中に申込ができるので便利です。
無人契約機の使い方「申込〜契約まで」の流れをチェック!
次に「無人契約機の使い方」について、簡単におさらいしておきましょう。契約の流れを知っておけば、無人契約機の操作で失敗をしたり、審査で緊張しなくなるでしょう。
まず「無人契約機のブース」に入ったら、以下の流れで申請を行ってください。
5ステップでOK! 無人契約機の使い方
- 個人情報の入力
- 本人確認書のスキャン・提出
- 受付表の作成
- オペレーターと会話(申込の確認)
- 審査〜結果の発表
①〜⑤について、解説しておきましょう。
① 個人情報の入力
住所や氏名、年齢、他社での借入状況など「タッチパネル」を使って申告します。家族や会社の同僚に内緒にしておきたいという方は(できるだけ)早い段階で「内緒にしている」ことを、カード会社に説明してください。
② 本人確認書のスキャン・提出
運転免許証や保険証(場合によっては社員証なども)提出してください。また、証明書の住所と現住所が異なる場合は、最も新しい公共料金の明細(水道や電気代など、携帯電話の明細はNG)を持って行きましょう。
公共料金の明細は、現住所の証明として利用できます。
③ 受付表の作成
次にカードの受付表を手書き(もしくはタッチパネル)で作成します。会社や家族構成について、細かく書く欄があるかもしれません(カード会社によって異なる)。申請内容は間違いが無いよう、しっかり何度も確認してから提出しましょう。
④ オペレーターと会話(申込の確認)
書類が提出できたら、カード会社のオペレーターから、いくつかの質問を受けます。ここで、申請内容と異なったことを答えると「挙動不審」だと思われてしまうので、注意してください。
オペレーターはもちろん、書類で申告する内容は、すべて「正しい情報だけ」にしてください。
稀に、所得を多く申告したり、他社の借入を黙っている人もいますが、カード会社間は、私たちの借入状況を「誰よりも詳しく」知っています(※ 信用情報機関を利用しているため)。
審査に通るには、正直であることが一番の近道です。他社の借入は「キャッシング分」のみ申告してください。クレジットカードのショッピングや住宅ローン、マイカーローンなどは、キャッシングに含まれないので注意しましょう。
⑤ 審査〜結果の発表
いよいよ、審査の発表です。契約機に入って、早ければ30分ほどで審査の結果は判明します。例えば、夜19時に入店された方なら、19時半〜遅くとも20時頃には、全ての手続きが済むでしょう。
審査結果が合格であれば、その場でカードと契約書を受け取ってください。キャッシングは、店内で行っても(店舗内のキャッシング機)、最寄りのコンビニや提携銀行を使っても構いません。
また、営業時間内に合わせて、銀行振込を依頼しても良いでしょう。
無人契約機は、契約だけじゃない! カードの受け取りだけでもOK
無人契約機の役目は、契約だけではありません。先に、ネット申込を済ませておき、カードの受け取りだけ「無人契約機」を指定してもOKです。時間の無い方は、来店日や時間を「事前予約」しておくと良いでしょう。
無人契約機は「誰にもバレずに済む」ので、安心!
無人契約機のメリットは、誰にも会わずに契約できる点です。大きな店舗では、カード会社のスタッフや、店長と直接話す機会があるのでしょう。
しかし無人契約機なら、機械を通じて手続きを行い、必要以上に(人と)話す必要がありません。できるだけ手早く「契約を済ませたい」という方は、無人契約機を利用してみてください。
無人契約機は「ブースの数が少ない…」ってホント?
無人契約機のデメリットは、一店舗ごとのブースが少ない点です。もしも、一人の利用者が契約手続をしていると(余程大きな支店でない限り)契約ブースは埋まったままになります。
無人契約機を外で待っているのは、人の目も気になるので「イヤだ」と感じる方は多いです。
無人契約機を利用する場合は、混む時間を避けるか、先にネットで申込をしておき、カードの受け取り時間を「事前予約」されるようおすすめします。
実は、インターネット経由で申込をしておけば、契約書やキャッシュカードの受取時間を指定することができます(※カード会社によって条件は、若干異なる)。
店舗での待ち時間を無しにするには、ネット申込をしてから、無人契約機を利用しましょう(※ ネット申込は、パソコン・携帯電話・スマートフォンから手続が行えます)。
電話・書類の受け取り・キャッシングの使い方に注意しよう
他社から「カード利用」を悟られないためには、電話の受け答えはもちろん、書類の受け取り方法、キャッシングを使うタイミングについて「気をつける」必要があります。
例えば、会社に「在籍確認」の電話が掛かってきた時は、有人や知り合いからの電話だと「演じること」が重要です。自然な態度を取っていれば(他人に)知られる危険性はありません。
また、カード会社の側でも、有人や家族を装って電話をくれるので安心です。もしも「勘の鋭い人」が、家族や社内にいた場合は「クレジットカードの申込をした」と答えておきましょう。
クレジットカードであれば、誰でも一度は申込をして、審査を受けているはずです。これなら、周囲から怪しまれずに、キャッシングサービスが利用できます。不安を感じたら、いくつかのパターンを用意しておいて、上手にピンチを切り抜けるようにしましょう。
無人契約機での契約を早くするには?
「持ち物」に注意しよう!
無人契約機を利用する際には、忘れ物が無いよう注意しましょう。カードや契約書の受け取りには、本人確認書類が必要です。カードの申込者本人が(書類を)取りに来たのか、運転免許証や保険証が必要なのです。
また、契約の際「必要な持ちもの」をあらかじめ確認してから、出かけるようにしましょう。
もしも、忘れ物をしてしまうと、カードや契約書の受け取りが、遅くなってしまいます。スピーディーに手続きを済ませるためにも、身分証明書、印鑑や申込書(必要があれば、所得証明書)は、何度もチェックして携帯してください。
実は、画面の奥から見られていた…? 契約機の不思議
機械の中は「誰にも見られていない」と思いがちですが、真っ黒な画面はカメラになっています。カード会社は「不審な点がないかどうか」いつでも細かくチェックしていまず。お金をウッカリ落としたりしないよう、充分注意しましょう。
まとめ・無人契約機は「他人からバレない」ので、いつでも安心して使える!
無人契約機は、便利で安全なサービスです。また、パソコンと組み合わせることで、プライバシーを守り、スピーディーに(ローン)契約が結べます。
みなさんもネットと、無人店舗・無人契約機を上手に使いこなし、キャッシングサービスを気軽に利用してみましょう。