総量規制対象外のカードローンがおすすめの理由|申込方法から注意点も解説

総量規制を計算

この記事で分かること

  • 総量規制の仕組みと貸付のルール
  • 総量規制対象外のローン一覧
  • 総量規制対象外ローンの注意点

総量規制がスタートしてからは、多重債務に陥る危険性は少なくなりました。もし、多重債務の問題を抱えているのであれば、便利なおまとめローンや借換え専用ローンで、借金の負担を無くしましょう。

電話する男性本記事では、返済負担を軽減してくれる「総量規制対象外ローン」の仕組みについて説明します。また、オススメのおまとめローンや借り換え専用ローンのほか、総量規制対象外ローンを「利用する際の注意点」についても、合わせて解説しましょう。

総量規制とは|ルール内容と、仕組みを徹底解説!

「総量規制」とは、私たち個人の借入が年収の3分の1以上にならないよう、融資を制限する仕組みを指します。個人が借入を行った場合、利用状況は信用情報機関に登録され、各金融機関で共有されます。

約束このため、借入の状況をごまかそうとしても、信用情報を照会(問い合わせて確かめること)すると、ウソをついていることは全てばれてしまいます。

総量規制は、貸金業法に含まれる貸付のルールです。貸金業法には、多重債務者の問題解決、貸金業者(消費者金融、信販会社、その他)の業務を適正化すること、金利の見直し、過剰な貸付の抑制(⇒総量規制)を目的として制定されました。

総量規制の対象外になるのは?

総量規制は、個人の融資を対象としているため、個人事業主や法人への貸付(=ビジネスローンや事業融資)はすべて対象外となります。このほか、銀行は「貸金業者」ではないため、銀行で扱うローンは「すべて総量規制対象外」として扱われます。

また、学費の貸与(奨学金)やクレジットカードのショッピング利用分、携帯電話やスマートフォンの割賦販売も総量規制の対象外です。

総量規制の対象と対象外を表にまとめてみました

ここで「何が総量規制に当てはまるのか」分かりやすく、表にまとめておきましょう。

総量規制対象と対象外のローン
① 総量規制対象 年収の3分の1を超える、クレジットカードのキャッシング、カードローンのキャッシング利用分 ⇒ 総量規制の対象に!
② 総量規制の対象外 ビジネスローン、事業融資、銀行のローン(フリーキャッシング、自動車ローン、住宅ローン、その他)クレジットカードのショッピング利用分、奨学金(日本学生支援機構等)、携帯電話の割賦販売 ⇒ 総量規制に当てはまらない

①の総量規制の対象には、私たちが良く使っているクレジットカードのショッピング利用分も含まれます。カードローンに限らず制限を受けるため、融資を申し込む際には「借りすぎに注意」してください。

総量規制の豆知識・・・個人事業主専用ローンも対象外に!

総量規制は、個人の貸し付け(お金を借りること)のみ、借入総額が年収の3分の1以下に制限されます。しかし、個人が事業目的でお金を借りた場合は、総量規制の対象外として扱われます。

最近では会社を独立したり、自ら会社を興す女性やシニア世代、若者が増えています。この場合も事業の大小に関係なく、会社設立や起業に必要な費用、運転資金に使われる融資(ビジネスローン)はすべて、総量規制の対象外となります。

カード審査で重視される「借入総額」について

カード審査では、他社を含めた「借入の総額」を厳しくチェックします。例えば、年収が400万円の方が「総額200万円」もの借入をしていると「所得とのバランスが良くない」と判断し、新たな融資は実施されません…。

ここで無理に融資をしてしまうと、カード会社が貸し倒れなどのリスクを抱えるだけでなく、利用者が多重債務に陥ってしまうからです。

各金融業者は、審査を円滑に進めるだけでなく、私たちカード利用者が「返済で困らない」よう総量規制を導入したのです。

身なりや立ち居振る舞いまで、細かく見ている

「人は見かけ」で判断してはいけませんが、カードローン会社は(私たちの)身なりや立ち居振る舞いをも「融資審査の材料」としてチェックします。

また、カード会社は「きちんとお金を返してくれる人かどうか」会話のトーンや口調なども細かくチェックしています。このほか、店舗や自動契約機を来店した場合、申込者の服装や、身だしなみも含めて「誠実な人物かどうか」確認し、融資の最終決定を出しています。

ワンポイントアドバイス

ブランド物のバッグや洋服を身につけるなど、派手な格好をしては「無駄遣いの多い顧客」と見なされるのでNGです。清潔な服装で、派手になりすぎないよう注意しましょう。

意外かも知れませんが、真面目に見える人には、不真面目に見える人よりも「可決額が多い」ことがあります。もちろん見た目だけで無く、他社での返済や借入の状況、年収や勤続年数も含めて、スコアリングを行っています。

スコアリングとは?

スコアリングとは、個々の価値を数値化し、価値に応じて順位や優劣を付けることを指します。

カードローンやキャッシング業界では、各申込者の年収や他社での借入状況、不動産や財産の有無、家族構成、勤続年数などを元に数値化し、一定のポイント以上の顧客のみ審査を通過させて、ローンやキャッシング融資を行っています。

審査がなかなか通らないという方は、ご自身の「信用情報」の状況を確認してみてください。

スコアリングの詳細は明らかにされていませんが、どのような個人情報が登録されているのか、各カードローン・キャッシング利用者の属性(信用情報)は確認出来ます。ここで、カード審査でよく使われる信用情報機関を見ておきましょう。

日本の代表的な信用情報機関
区分 業務内容
一般財団法人・全国銀行協会(通称:JBA) 銀行と銀行の子会社(銀行系消費者金融、銀行系クレジットカード)が加盟する信用情報機関。
指定信用情報機関 株式会社日本信用情報機構(通称:JICC) 消費者金融の約8割が加盟する団体で、国内最大の信用情報機関。カード利用者の情報はリアルタイムで共有されているため、多重申込なども即座に反映される。
割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関シー・アイ・シー(通称:CIC) クレジットカード会社、信販会社が加盟する信用情報機関ですが、一部銀行や消費者金融も加盟しています。

例えば、消費者金融であれば、信用情報機関の「JICC・株式会社日本信用情報機構」を利用しています。

また、銀行は「一般財団法人・全国銀行協会」を、クレジットカード会社や信販会社は「割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関CIC」に登録された信用情報を照会しています。

私たちカード利用者も、個人情報が照会できるので、ぜひ一度チェックしてみてください。登録された情報は、ネットから照会できるほか、郵送にも対応しています(※ 手数料は、各信用情報機関の公式サイトを確認のこと)。

総量規制対象外のローンを活用して、負担を減らそう

総量規制対象外のローンであれば、原則「年収の3分の1以上」の融資が実施できます。総量規制対象外のローンは、複数ある借入を「一本化する」のに適しています。

例えば、3社での借入を1社にまとめれば、バラバラだった金利をひとつにして、無駄な利息を無くしたり、全体の手数料や返済総額も小さくまとめることができます。

総量規制対象外のローンは銀行ローンのほか、消費者金融の「おまとめローン」にも適用されます。

総量規制対象外のカードローンでも年収は融資の基準となる

街並みただ、総量規制対象外のローンでも、年収を大幅に超える融資は可決されません。通常は総量規制と同じ、年収の3分の1前後で利用可能枠が設定されます。

総量規制対象外ローンで借入負担を減らしたい方は、申込の際「おまとめ目的で使う」とハッキリ伝えておいてください。利用目的が分かっていれば、融資する側も審査がしやすく、借り換えやおまとめの利用に対しては、審査を優遇することがあります。

総量規制対象外|おまとめローンと借りかえローンの違いは?

おまとめローンと借り換え専用ローンは「ほぼ同じような意味」で、使われることが多いのです。しかし(厳密に言えば)それぞれの役割は異なります。

おまとめローンと借換え専用ローンの違い
① おまとめローン 複数の借入をひとつにまとめるローン。
② 借換え専用ローン より金利が低いローンへと借り換えるローン。

ただ、ローン会社でも①と②の区分を明確にしていません。実際に「貸金業法に基づく借換え専用ローン」や「貸金業法に基づくおまとめローン」など、さまざまな呼び方で融資を行っています。

多重債務でお困りの方は、総量規制対象外ローンを上手に活用してみてください。ローン会社も親身になって、借入負担を減らすコツをアドバイスしてくれます。審査に自信が無い方も、ぜひ一度チャレンジしてみてください。

総量規制対象外ローンで「多重債務を無くすコツ」は3つ!

総量規制対象外ローンを使って、「多重債務を無くすコツ」は3つあります。

「多重債務を無くすコツ」は3つ!

  1. おまとめローンや借換えローンを利用する
  2. 低利のローンを探して利用する
  3. 借りた後は、できるだけ速く返済する

多重債務を無くすには、借入をひとつにまとめて、返しやすくすることです。そして、低利のローンを利用して、月々の返済額を少なくしてください。

次に、おまとめローンや借換えローンを使い始めたら、できるだけ速く完済することです。計画性を持って返済できれば「信用情報」も良くなり、銀行や消費者金融、信販会社からの心証も良くなります。

実際に「以前は多重債務で困っていたが、おまとめローンで完済した後は、クレジットカードが作りやすくなった」という方は多いです。

クレジットカードを含め、ローン審査がなかなか通らないという方は、自らの属性やスコアリングを良くするためにも「総量規制対象外ローン」を利用してみてください。

おすすめの「総量規制対象外ローン」は?

総量規制対象外ローンとしておすすめなのは、銀行や銀行系消費者金融のカードローンです。

銀行からの融資は、すべて総量規制対象外です。また、銀行系消費者金融の場合でも「おまとめや借換」での利用に対しては、一部「総量規制対象外」で融資を実施しています。

このほかネットバンクのローンは審査が素早く、ネット上だけで全ての手続きができるなど「忙しい現代人」にはピッタリの融資方法として人気です。

総量規制対象外カードローンの申込方法

パソコン総量規制対象外ローンは、通常のローン同様、インターネットや店舗、自動契約機、電話で申込ができます。ただ、一部のローンはWEB完結に対応していないので、電話審査や職場の在籍確認が必要になります。

融資を急ぐ場合は、ネット申込を利用しよう!

融資をお急ぎの場合は、時間が掛かる店舗や電話、郵送ではなく、インターネットから申込をしましょう。

私たちが普段使っているパソコンやスマートフォンから、各ローン会社の「ネット申込」が利用できます。

総量規制対象外ローンの注意点

総量規制対象外ローンを利用する場合は「他社で、新しい借入を作らないよう」注意してください。

納得例えば、3社の借入分を完済するため「おまとめローン」を利用したのに、返済途中で、他社での新規借入を増やしては(今まで以上に)、返済負担が大きくなってしまいます…。

借入をすると、何かと「気が大きく」なりがちですが、おまとめの利用途中は「完済すること」だけに専念し、コツコツ返済を続けるよう努めてください。

完済ができれば、その分「他社での借入」もしやすくなります。また、完済した後も気を緩めず、多重債務を繰り返さないよう借入状況をコントロールする「心の強さ」が必要です。

カードローンは便利なサービスですが、収入に見合わない借入は大きくし過ぎないよう気をつけてください。

まとめ|おまとめローンで、多重債務を無くそう!

ここまで、おまとめローンや借換えローンについて詳しく解説しました。多重債務でお困りの方は、便利な総量規制対象外ローンを利用してみてください。

総量規制対象外のローンであれば、通常のフリーキャッシングや多目的ローンとは違い「多重債務を無くす」目的で、柔軟に審査を行ってくれます。

まずは、返済計画を立てて「いつまでに返せるのか」シミュレーションし、総量規制対象外ローンを申し込んでみましょう。

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