低金利おまとめローンの特徴まとめ|消費者金融よりも銀行で借入した方がお得

おまとめローン低金利
今回は、複数の業者から借り入れを行なっている際に返済負担額を減らせる「おまとめローン」について詳しく解説していきます。おまとめローンは、銀行や消費者金融が金融商品として利用者に提供しているのですが、銀行、消費者金融、どちらのサービスがお得に利用できるのでしょうか。

もし現在、複数業者への返済があって「おまとめローン」を検討している場合は、ぜひこの記事を参考に、低金利の借り入れ先への移行を検討してみてくださいね。

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低金利おまとめローンは「返済しやすい」

喜ぶ女性おまとめローンを利用する目的は、複数の金融業者からの借り入れを一本化させて、毎月の返済日を1日にまとめたり、低金利の金融業者へ乗り換えて返済総額を減らすことにあります。

現在、銀行や消費者金融各社が様々なおまとめローンのサービスを提供していますが、どのような条件を参考にして選べば良いのでしょうか。

まずはおまとめローンを選ぶ時に、チェックするべき項目をお伝えしていきます。

低金利のおまとめローンを選ぶポイント

おまとめローンの審査に通過したものの、結局金利が高くなって返済総額が増えた…なんていう状況になってしまっては本末転倒ですよね。

はじめに必ず行うべきことは、現在複数ある借り入れ先の平均の金利を計算してみることです。例えば3社から借り入れを行なっている場合、金利がそれぞれ異なっていると、現在の借り入れ金利が把握し辛く、乗り換え先のおまとめローンの金利との比較がしにくいですよね。

複数の借入先がある場合、平均の金利を計算する方法を見ていきましょう。

金利の平均値は「加重平均利率」と言います。言葉が少々難しく感じるかもしれませんが、全く難しい計算方法ではありません。簡単に言うと、複数ある項目をそれぞれのバランスを考慮した上で、その平均値を計算する方法です。

3社からの借り入れがある場合の加重平均利率
借入残高 金利 利息
A社 10万円 20% 2万円
B社 20万円 15% 3万円
C社 30万円 10% 3万円
総額 60万円 9万円

まずは上記のように計算してみましょう。上記の表では、金利の平均はまだ分からないですが、現在60万円の借入残高があり、9万円の利息がついていることが分かります。加重平均利率の計算方法は、「利息の合計÷借入総額」です。この場合は9万円÷60万円=0.15(=15%)となります。そのため、おまとめローンを希望する際には、金利が15%以下のサービスを選んでみればいいわけです。

このように、ご自身の加重平均利率を計算し、乗り換え先の金利とを比較、低金利のおまとめローンを選定する必要があります。もちろん低金利になれば、返済総額が減るので今までよりも生活が楽になりますよね。

低金利にプラスして返済回数も大事

おまとめローンの返済方法にはいくつか種類があるのですが、それらを理解するために、まずは専門用語から説明していきます。簡単に説明していきますので、構えなくて大丈夫ですよ。

おまとめローンで重要となる「元金定額返済方式」、「元利定額返済方式」を説明する前に元金、元利、定額、定率について、表にまとめてみました。

元金(がんきん、もときん) 金融機関から借り入れたお金のこと。利息は含まない。
元利(がんり) 元金と利息を合わせたお金のこと。
定額 決まった金額。
定率 決まった利率。

元金定額返済方式とは?

言葉の通り、毎月「元金を一定金額返済」する返済方法となります。まず、元金を返済期間で割って、元金を均等化します。例えば12万円の元金を1年(12ヶ月)で割ると、毎月1万円になります。更にその元金に対する金利を1万円に上乗せして返済していくことを指します。毎月一定額の元金を返済するので、徐々に元金が減っていき、支払えば支払うほど利息も小さくなり毎月の返済額が少なくなります。

メリット:毎月元金の返済額が一定なので、元金を減らしやすく返済総額が少ない
デメリット:毎月元金の返済額が一定だが、元金に対しての利息も足されるので毎月の返済額が高い

元利均等返済方式とは?

元利とは「元金と利息」の合計でしたよね。その元利を返済期間で割って、支払金額を均等化します。毎月の返済額を1万円にしている場合は、支払いが終わるまで一定の1万円となります。その場合の返済額の内訳は、返済当初は「元金の返済が少ない分利息に返済が大きく」なり、支払いが終わる頃には「元金の返済が大きくなり少しの利息」の割合へと変わっていきます。

メリット:毎月の支払額が一定で高くなることがないので、支払い負担が少ない
デメリット:元金を減らしにくいので、返済総額が高くなる

金融業者がそれぞれ返済方式を指定している

忙しい男性各社が提供する「おまとめローン」によって支払い方法はそれぞれ指定されているので、ご自身に合った方法での返済が行える業者への乗り換えを行いましょう。

しかしながら、100万円程度の借り入れの場合は、元金均等返済方式でも元利均等返済方式でも、そこまで大きな利息の違いは出てきません。

おまとめローンを利用する時の注意すべきポイントとしては、乗り換え先が低金利だからと言って毎月の返済額を少なくすると、その分返済期間が伸びて利息が増えてしまい、返済総額が逆に増えてしまう可能性もあります。

ネット上にはシミュレーションを行えるサイトがたくさんあるので、一度チェックして返済総額などを調べてみて、きっちりとした返済計画を立てましょう。

できれば繰り上げ返済できたり、毎月の負担が大きくなっても返済回数を少なく行える乗り換え先を選ぶことをおすすめします。短期間で返済を行うと、その分利息も少なくなるので返済総額がグッと抑えられますよ。

一般的に銀行のおまとめローンが低金利

まずは、低金利で返済総額を少なくできる銀行でのおまとめローンから見ていきましょう。もし借り入れ総額が300万円以上ある場合は、銀行カードローンでは低金利となるので、おすすめできます。借入額によって金利の変動がありますが、借入上限の最高800万円ぐらいだと1%台の低金利になります。

銀行カードローンは低金利で高額融資

ちなみにこの金利には幅があるのですが、借入額と利用者の信用度によって異なります。例えば、その銀行で過去に借り入れを行なっていて、支払い履歴に問題がなければ、優良顧客として低金利になる場合があります。銀行もしっかりと返済を行なってくれる顧客には、何度も利用者してもらいたいので、金利を下げて貸し出しその優良顧客を確保する目的があるからです。

過去に利用したことのある銀行カードローンがあれば、同じ銀行のおまとめローンの申請を行なってみるのも良いでしょう。ただし、過去に支払いの滞納や未納など、支払いトラブルがあった場合は、借り入れを断られる可能性が高くなるので十分に気をつけてくださいね。

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銀行は審査基準が高い

低金利に抑えられる銀行でのおまとめローンですが、デメリットとして「審査基準の高さ」が挙げられます。銀行おまとめローンでの審査で重要視されるポイント3つを紹介していきます。

年収や勤続年数

サラリーマンもちろん収入がないと、返済できないですよね。消費者金融では、安定した収入があれば借り入れできる可能性が高いのですが、銀行ではある程度の年収が必要となります。年収の目安は「300万円」です。300万円以上の稼ぎがある人は、まずこの項目はクリアしていると思って大丈夫です。

ただし年収200万円前後の方でも、「正社員あること」、「勤続年数5年以上」など、その他の項目でカバーできることが多いです。銀行はしっかりと返済を行なってくれそうな人を対象に融資を行いますので、社会的信用度が証明出来れば問題有りません。

借り入れ件数

おまとめローンを利用するにあたり、現在は複数の業者から借り入れを行なっていると思います。この借り入れ先の数についても審査の対象となります。

極端に言えば、10社から借り入れしている人がいたとすれば、間違いなく審査が否決されます。この理由は「こんなにも多くの業者から借り入れを行なっている人は、しっかりと返済できないはずだ」と思われてしまうからです。複数からの借り入れをまとめるための「おまとめローン」ですが、数が多いと審査通過は難しいので、その場合は返済計画の見直しや、債務整理などを考える必要が出てくるかもしれません。

ご自身の置かれている状況や立場にもよりますが、借り入れ件数は5件が審査通過のボーダーラインと言われています。

クレヒス

クレジットヒストリー(=信用情報)の略語、通称であるクレヒスも審査に大きく影響します。先ほどお伝えしたように、過去の借り入れと支払い履歴が残されます。

このクレヒスは3つある信用情報機関で履歴情報が管理されています。また、3つの機関(=全国銀行協会、CIC、JICC)の間で情報が共有されています。銀行の借り入れ履歴の場合は、「全国銀行協会(=全銀協)」で管理されており、銀行や金融機関、消費者金融などはそれぞれの信用情報機関に加盟しています。

また、債務整理後には5〜10年間記録が残り、支払い履歴であれば直近2年間の履歴が残されます。この直近2年間の支払い履歴の中でも、延滞や滞納などのトラブル履歴があれば、大きなマイナス評価となってしまい、審査通過が難しくなるでしょう。

この他にも様々な項目を審査されるのですが、大きなポイントとしては、上記の3つをしっかりとクリアできるようにしましょう。

銀行でのおまとめローンはおすすめだがハードルが高い

実際、銀行でのおまとめローン審査はかなりハードルが高いです。しかしながら、低金利で利用できる大きなメリットがあるので、ご自身のステータスに自信がある場合は、申請の検討を行なってみても良いでしょう。

借りやすいが金利が高い消費者金融のおまとめローン

消費者金融銀行でのおまとめローンの難易度が高く感じてしまう場合は、消費者金融でのおまとめローンを選択することになるでしょう。理由はもちろん、審査基準が緩やかでおまとめローンの審査を通過させやすいからです。デメリットは、金利が銀行ほどは低くない点となります。参考として、アイフルが提供している「おまとめMAX」と「のりかえMAX」という名称のおまとめローンを紹介していきます。

アイフルのおまとめローンはお得?

おまとめMAX のりかえMAX
対象となる人 ・アイフルを過去に利用したことがある人
・20歳以上
・アイフルをはじめて利用する人
・20歳以上
金利 12%〜15% 12%〜17.5%
返済期間 最長120回(10年) 最長120回(10年)
限度額 500万円 500万円
返済方法 元利均等返済方式 元利均等返済方式

このように、利用できる対象が異なります。アイフルを利用したことがある人は「おまとめMAX」、他社からの乗り換えは「のりかえMAX」となっており、過去に利用歴のある人の方が優遇されて低金利になっています。

借り入れの場合は、ケータイ電話のように新規での「乗り換え割」のようなサービスは行われていませんので、覚えておきましょう。

また、返済方法は「元利均等返済」となります。冒頭でも紹介した返済方法で、毎月一定の金額の中に「元金と利息」が含まれています。この元利均等返済で、年利15%、100万円を借りて3年で返済する場合の返済総額をみていきます。

年利15%で100万円を3年で完済する場合(元利均等返済方式)
借入額 毎月の返済額 最終支払額(36回目) 返済総額
100万円 35,000円 15,405円 1,240,405円

アイフルを過去に利用したことがある人は、比較的低金利に利用できる

もし現在の加重平均利率が15%越えをしている場合で、毎月35,000円の支払いが行えるのであれば、アイフルの「おまとめローン」を利用してみてはいかがでしょうか。金利が下がり、毎月一定額の返済なので、家計の見通しも立てやすくなるでしょう。

ただし、過去にアイフルを利用したことがある人だけにおすすめしたいです。なぜなら「のりかえMAX」利用の場合では、金利上限17.5%は高い部類に入るので、あまりおすすめはできません。金利が12%〜17.5%とありますが、最低金利にはならず、上限に近い金利での契約となるはずです。各社の上限金利で見比べる方が、正確な判断ができるのです。

社会的信用情報が金利に反映される?

銀行でのおまとめローンや、アイフルのおまとめローンを説明してみましたが、社会的信用度により、金利が上下するとも言い換えられます。銀行では年収などの社会的ステータスのある人を優遇し、アイフルでは過去に利用したことのある、既得客へ良いサービスを提供していましたよね。

このように100%完済を行えると思われる顧客に対しては、低金利でサービスを提供する場合が多いのです。

まとめ|おまとめローンは完済を目的とした金融商品

金融商品おまとめローンは決して借金を肩代わりしてくれるものではありません。複数の業者から借入れることで、複雑になった返済日を管理し、低金利にして負債者が自分で完済できるようにと、手助けしてくれるサービスなのです。

ですから、おまとめローンの利用を考えている方は、甘く考えないで少し厳しくご自身を見つめ直し、返済計画をしっかりと立てることが最も重要になってきます。もちろん、しっかり見つめ直すことのできる人は、おまとめローンを利用して必ず完済できる方向に向かっていけるはずですよね。

どうしても完済できそうにない…という人には、債務整理という方法もありますが、債務整理後にはクレジットカードすら発行できなくなる大きなリスクを考えると、正直おすすめできません。おまとめローンは低金利の銀行を利用できれば万々歳なのですが、銀行で審査が通らず消費者金融しか利用できないという場合でも、ご自身や家計を見直すことで、完済に向けて頑張れるはずです。ぜひこの記事を参考に、おまとめローンの検討をしてみてはいかがでしょうか。

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