
この記事で分かること
- おまとめ・借り換え利用者の口コミ
- 借り換え・おまとめローンを使う利点
- 借り換え・おまとめローンの注意点
おまとめローンは、他社での借金を一本化して、利用者の「返済負担を減らす」のを目的としています。また、おまとめローンの他にも、金利の高いローンから低いローンへと移行する「借り換え専用ローン」があります。
ローンの利用が複数あり、返済負担が大きくお困りの方は、おまとめローン・借り換えローン利用者の口コミや評判を参考に、借り入れの問題をスッキリ解決しましょう。
本記事では、おまとめローンや借り換えローンの利用者の口コミ評判、利用する上での注意点などについて解説します。
目次
おまとめローン利用者の口コミ・評判
まずはじめに、おまとめローン利用者の口コミを2件紹介しましょう。
自営者40代・男性|多重債務を回避するために…
ローンを利用して良かったと思うのは、借入の窓口が1つにまとめられたことです。また(すでに完済しましたが) 返済総額が、5万円ほど安く抑えられたので、ローンを切り替えて正解でした。
もし、おまとめローンを利用していなければ、今頃大きな借金を抱えて、自己破産していたのでは…と思います。多重債務を回避できて、本当に良かったです。
(自営者40代・男性)
派遣社員30代・男性|クレジットカード取得のために
カード取得に詳しい友人に聞いてみると「消費者金融で借り入れがあるのが、マズイのでは?」とのことでした。そこで、銀行カードローン(ネット系です)で、おまとめをすることに決めました。
現在は完済していますが、完済後半年でようやく、ステイタスの高いクレジットカードが取得できました。やはり、借り入れ件数が多いのは、審査に影響するみたいですね。今後は、ローンの借り方に気をつけたいと思います。
(派遣社員30代・男性)
おまとめローンの口コミ総括
口コミの通り「おまとめローン」は、返済の負担を軽減するだけでなく、カード審査を有利にしてくれることが分かりました。
特に、多重債務でお困りの方や、ステイタスの高いカード(クレジットカード)を希望される方は、おまとめローンを上手に活用してみてください。
また「住宅ローン審査が通らない」という方も、消費者金融ローンから銀行ローンへ一本化するだけで、審査状況は変わってくると言います。
おまとめローンを使う利点とは?
おまとめローンを利用すれば、借り入れ件数が一本に集約できます。実は、各銀行やカードローン会社は「借り入れ件数」を最重要視しており、借り入れ件数が少なければ少ないほど「返済能力が高い」と判定します。
- 返済日が月に1回になるので支払いが管理しやすい
- 最終的に払う返済総額が減らせる
- カード会社からの評価が良くなる
返済日が月に1回になるので支払いが管理しやすい
例えば「三社」で、借り入れをしたとしましょう。月々の返済日は、A社が毎月10日、B社が毎月5日、C社が毎月20日だとします。この場合、それぞれのローン返済日を間違えないよう、手続きするのは大変です…。
また、複数の借り入れがあると、引き落とし前に残高を確認したり、それぞれの明細を管理するのも面倒になります。
しかし、おまとめローンを利用し「借り入れをひとつ」にしたら、毎月決まった1日に合わせて残高を確認し、一社のみ明細を管理すれば良いので、返済管理が容易になります。
最終的に払う返済総額が減らせる
複数の借り入れを一つにまとめれば(仮に)同じ期間借り入れをした場合でも、平均3万円~10万円程度、返済総額が少なく済みます。
例えば、合計100万円を3社で借りる場合と、一社でまとめた場合の「返済総額」を比較してみましょう。
ローン区分 | 借り入れ額と融資を受ける期間 | 毎月の返済額 | 実質年率 | 返済総額 |
---|---|---|---|---|
①A社・B社・C社で(三社)借り入れした場合 | 18カ月 | 60,000円 | A社 17.0% B社 18.0% C社 14.0% |
1,145,000円 |
②D銀行おまとめローンを利用した場合 | 18カ月 | 60,000円 | 4.8% | 1,036,000円 |
※返済総額は「3桁以下切り捨て」で試算しています。
このように、①の三社で100万円を別々に借りるのと、一社でまとめた場合、月々の返済額は同じでも(②のおまとめローンの方が)返済総額は約10万9,000円も変わってきます。
10万円浮いた分は繰上返済をして、完済時期が短くなるよう工夫しましょう。
もちろん、おまとめローンでも返済回数を長く設定したり、月々の返済額を減額してしまうと「返済総額の負担」が大きくなるので、一定の注意が必要です。
カード会社からの評価が良くなる
おまとめローンを利用すると、カードローン会社からの評価が良くなります。
例えば、借り入れ件数が4社あるAさんと、借り入れ件数が1社だけのBさんでは、誰が見ても「Bさんの方が、計画性を持って返済しそう」と感じられるはずです。
実際に、カードローン審査やクレジットカードの審査を受けた際、他社での借り入れ件数が0~1件の方は、高い確率で(審査に)可決されています。
借り入れ件数としてカウントされるのは、カードローンやクレジットカードの「キャッシング利用分」に限定されます。
間違えやすいのですが、クレジットカードのショッピング利用分や住宅、自動車ローンなどはキャッシング利用分に含まれません。あくまでも「貸金業者で、いくらお金を借りたのか」が審査の際に問われます。
また、カードローン審査で重視されるのは「貸金業での借り入れ」だけで、銀行のカードローンや、ビジネスローン(事業目的の融資)等は、借り入れ件数としてカウントされません。
カードローン借り換え利用者の口コミ・評判
ここからは、借り換え専用ローンを利用した方の口コミを2件紹介しましょう。
会社員20代・女性|金利引き下げの連絡を受けたので
以前は、17.8%で融資を受けていたのですが、新しい利息は15%になったので助かっています。利息の数字は僅かかもしれませんが、利用者の負担を無くす「利息の見直し」に、大変感謝しています。
(会社員20代・女性)
公務員50代・男性|金利が低くなったとニュースで見て

借入額が300万円弱あったので、気持ちよく引き下げてくれて、本当に助かりました!
(公務員50代・男性)
カードローン借り換えの口コミ総括
わずかでも利息が引き下げられるのは、カードローンの利用者にとってうれしいことです。みなさんも、利息はこまめにチェックして「返済に無駄がないかどうか」試算してみましょう。
カードローン借り換えを使う利点
ずる賢いカードローン利用者は「金利の変動」を細かくチェックしています。特に、2016年以降は、各金融業者、カードローン会社が「金利の引き下げ」を実施しています。
こうしたチャンスを利用すれば、返済総額が少なくなるなど、借り入れの負担が軽減できます。
- 月々の負担が少なくなる
- 返済総額が減らせる
- 完済への道のりが短くなる
月々の負担が少なくなる
借り換えをすると、利息が低くなるのに比例して、月々の返済負担も少なくなります。
利息が低くなった場合、月々の返済額がいくらになるのか試算してみましょう。
利息 | 元金 | 月々の返済額 | 返済総額 |
---|---|---|---|
18.0% | 100万円 | 63,805円 | 1,148,497円 |
利息 | 元金 | 月々の返済額 | 返済総額 |
---|---|---|---|
14.0% | 100万円 | 61,915円 | 1,114,463円 |
いかがですか? 利息が4%下がっただけでも「月々1,890円少ない」金額で返済が続けられます。
今回は100万円で試算しましたが、借入額が大きくなったり利息がより低くなると、月々の返済額はより少なく負担は軽くなります。
返済総額が減らせる
前項で説明した通り「借り換え」をすると、利息が低くなるので、自動的に返済の総額は少なくなります(※前項内のA社とB社、比較表を参照のこと)。
A社とB社の返済総額(枠内一番左の項目)を見てみましょう。返済総額は「34,034円」も安く抑えられているのが分かります。
最近は、800万円や1,000万円まで高額対応したローンがありますが、借り換えの負担が大きい方は、できるだけ早い段階で、低金利ローンへ借り換えをしてください。
金額が大きくなればなるほど「利息引き下げ」のメリットも、比例して大きくなります。
完済への道のりが短くなる
①と②の方法で月々の返済額を少なくし、お財布に余裕が出来たら「繰上返済」にチャレンジしましょう。
例えば「当初18カ月で完済」を予定していた方でも、月々の返済額を増やしたり、ボーナスの時期などに合わせて繰上返済すると、完済時期を15カ月にしたり、より短くすることも可能です。
借金の負担から解放されるためにも、早期完済を目指し、計画的に借り換え専用ローンを活用しましょう。
借り換え・おまとめローンの乗り換えについての補足
おまとめローン・借り換えローンは同じローン会社内でもOK!
借り換えやおまとめローンは、他社へ乗り換えるだけでなく、同じローン会社内で「別の融資商品に乗り換える」ことでも実現します。
例えば、消費者金融A社で「フリーキャッシング」を利用していた方が、同じA社のおまとめローンへ契約を切り替えたり、金利引き下げを行った(A社の)新しいフリーローンに乗り換えることができるのです。
実際に、ローン会社がメールや電話で「金利引き下げをした、新しいローンに乗り換えませんか?」という勧誘を行うことがあります。
また、ローンの利用歴が長い会員は「他社で金利引き下げをしているようだけど、今利用中のローンも引き下げして欲しい」など、自ら交渉をしているケースもあるようです。
もし、過去の返済状況に問題がなく「現在のローン金利を下げたい」という方は、ローン会社に交渉をしてみてください。実際に交渉をしてみて、年利18%から14%になった方や、10%以下に引き下げられた方もいます。
交渉は難しくありません。ローンを契約した後、オペレーターに電話を掛けるか、店舗がある場合は窓口に出向いて、気軽に返済の相談をしてみてください。
どのローン会社も会員を手放したくないので、前向きに(金利引き下げを)検討してくれるはずです。
おまとめ&借り換えローン利用時の注意点
最後に、あらかじめ知っておくべき、借り換えやおまとめローンの注意点について確認していきましょう。
- 追加の借り入れはできない
- 通常のローンより審査は、やや厳しめ
- 借金がなくなる訳では無い!
- 信頼できる銀行や消費者金融を利用する
- 完済するまでの期間を再チェック!
追加の借り入れはできない
借り換えやおまとめローンを申し込んだ後は「追加の借り入れ」はできません。返済専用の融資なので、一部のローンでは「契約違反」となり、一括返済を求められる危険性があります。
ローンを利用する場合は、規約を細かくチェックし、申し込むようにしましょう。
通常のローンより審査は、やや厳しめ
おまとめや借り換え専用ローンの場合、通常のフリーローンより「審査は厳しめ」に実施されます。過去に返済の遅延や自己破産の履歴があれば、おまとめローンや借り換えローンを利用するのは、難しくなるでしょう…。
審査に自信が無い場合は、審査が甘く、金利が低いローンを上手に活用するか、返済がどうしても厳しい場合は、現在利用中のローンに「金利を低くしてもらえないか」相談してみてください。
返済計画を立て直すだけでも、債務の負担は軽減できます。借金の問題は一人で抱えず、ローン会社に相談したり、ローン専門サイトの情報を参考に、借り入れ負担を軽減していきましょう。
借金がなくなる訳では無い!
おまとめローンや借り換えローンを利用したからと言って、借金がなくなる訳ではありません。返済の負担がこれ以上増えないよう。コツコツ計画的に完済の道を目指しましょう。
信頼できる銀行や消費者金融を利用する
おまとめをする場合や、複数の借金を一つにまとめる場合は、信頼できる金融機関を利用しましょう。最も安全なのは、大手銀行や口コミ評価の高い消費者金融、地元で支持される地方銀行の融資です。
また最近では、インターネット銀行の中にも審査が速く、おまとめを得意にする金融機関が増えてきました。
ネット上には、さまざまな融資情報が流れていますが、個人から借り入れをしたり、知名度の無い小さな業者や、中堅の業者方借り入れするのは(安全性が確認できない限り)おすすめしません…。
本サイトでは、口コミ評価が高く「貸し付け条件が良いローン」を厳選して紹介しています。ローン選びで困ったら、以下のページを参考にしてみてください。
完済するまでの期間を再チェック!
おまとめで失敗しやすい人は、完済の回数や時期をきちんと把握していません。残額がいくらなのか、こまめにチェックし、完済スケジュールに沿ってきちんと返せるよう計画を立てましょう。
ここまで説明した、①~⑤のポイントさえきちんと抑えておけば、おまとめローンや借り換えローンで失敗することはありません。
正しいローン利用は、借り換えの負担を無くし「返済能力のある状態」へと導いてくれます。債務や謝金の問題でお困りの方は、借り換えやおまとめローンの利用を前向きに検討してみましょう。
まとめ
おまとめ&借り換えローンは、負担を減らす救世主!
おまとめローンや借り換えローンは、月々の返済負担や返済総額を減らす、救世主のような存在です。
ただし、間違った方法で使ってしまうと、返済負担を増やす結果になるので注意が必要です。おまとめローンや借り換えローンを利用する場合は、以下のポイントを守って利用しましょう。
- 月々の返済負担が軽減される
- 返済総額が大幅にカット出来る
- 計画性を持って使えば「健全なローン」利用が身に付く
また「おまとめローン」選びでお困りの場合は、以下のページも参考にしてみてください。