個人が銀行でお金を借りる方法はどんなものがある?手軽に使える銀行融資を解説
個人が銀行から融資を受ける時には、さまざまな銀行ローンを利用できます。しかし、はじめて銀行から融資を受ける方は、「銀行のどの融資商品、ローンが使いやすいのか分からない…」「個人で銀行融資を受けたいけれど、手軽に使えるローンはあるの?」と気になっている方も多いでしょう。
そこで、本記事では
『個人が使える銀行融資の商品一覧』
『個人でも手軽に使いやすいオススメの銀行融資の方法』
などについて、分かりやすく解説します。
※個人事業主が銀行から事業用のお金を借りる融資は「事業性資金の銀行融資」となり、本記事では解説していません。個人事業主の方が事業性資金を借入する場合は、下記のリンク先を参考にしてください。
個人が銀行から融資を受ける時に使えるローン一覧
まず、個人で銀行から融資を受ける時に使えるローン商品を紹介します。
個人で受けられる銀行の融資商品・ローン一覧
- 住宅ローン
- マイカーローン
- 教育ローン
- ブライダルローン
- フリーローン
- カードローン
住宅ローン
住宅ローンは、個人で銀行から高額な融資を受ける代表的なローン商品でしょう。住宅ローンは建物の建築費や土地の購入費、マンションの購入費など、住宅の購入に関する費用に使えます。
利用者の年収などにより異なりますが、一般的には2,000万円〜5,000万円という金額を25年〜35年間で返済していきます。高額なお金を長期的に返済していくため、審査基準は高く「長期間の安定収入が見込める方」でなければ審査通過は難しいです。
固定金利、変動金利などにより異なりますが、住宅ローンの金利の目安は0.4%〜1.4%ほどになっていて、非常に低金利でお金を借りられます。
マイカーローン
個人の方が新車や中古車など購入する際、通常はディーラーが勧めるマイカーローンを組む場合が多いでしょう。しかし、銀行にも「車の購入費用」に利用できるマイカーローンがあります。
ディーラーのマイカーローン | 4.0%〜8.0% |
---|---|
銀行のマイカーローン | 1.0%〜3.0% |
ディーラーでも「特別金利」などのキャンペーンがある場合は金利が1%台になるケースもありますが、一般的には銀行のマイカーローンの方が低金利で利用できる場合が多いです。
教育ローン
銀行の教育ローンは、学費や教育に関係する費用だけに使えるローンです。在学中のローンは親が返済し、子供の就職後は子供が返済する「親子リレー返済」などの返済方法を利用できる教育ローンもあります。また、先ほどのマイカーローンのように、借りたお金の利用目的が決まっているため、「目的別ローン」と呼ばれるローンに分類されています。
銀行により金利は異なりますが、教育ローンは金利3.0%〜5.0%前後である場合が多いです。
ブライダルローン
ブライダルローンとは、結婚式、新婚旅行、新婚生活のための引越し費用などに利用できるローンです。限度額は300万円〜800万円ほどで、金利は5.0%〜12.0%程度になっています。ブライダルローンもマイカーローンや教育ローンと同様に、目的別ローンに分類されています。
フリーローン
フリーローンとは、先ほど紹介した「目的別ローン」とは違い、利用目的が決められていないローンです。つまり、フリーローンで借りたお金は「車」や「教育」の費用としても使えて、家賃や光熱費、食費などの「生活費」としても利用可能です。
各銀行のフリーローンは上限金利にバラつきがあり、10.0%〜15.0%ほどの金利で提供されています(※金利10.0%以下の銀行フリーローンもあります)。
また、限度額は300万円〜1,000万円程度になっています。銀行のフリーローンは、「利用目的が限定されない」こともあり、個人が利用しやすい銀行の融資です。フリーローンについては次の項目でしっかり解説します。
カードローン
銀行のカードローンもフリーローンと同じように、借りたお金の使い道が限定されていません。このため、カードローンで借りたお金も、家賃や食費などの生活資金に使えます。
金利はフリーローンよりも若干高く、上限金利は13.5%〜16.0%程度です。限度額はフリーローンと同じように300万円〜1,000万円ほどになっています。
個人が銀行融資で使いやすいのはフリーローンとカードローン!
個人が手軽に銀行から融資を受けやすいのは、フリーローンとカードローンです。しかし、どちらのローンも「利用目的が限定されないローン」なのですが、大きな違いがあるのです。
次の項目では、フリーローンとカードローンの利用時のメリットやデメリットを解説しながら、2つの銀行ローンの違いを解説していきます。
個人が銀行で融資を受けられるフリーローンとは?
まず、銀行から個人で融資を受けられるフリーローンのメリットから確認します。フリーローンでの借入は1契約につき1回のみとなっているので、追加融資を受ける時には再度申込みが必要になります。
銀行のフリーローンのメリット
- カードローンよりも金利が低い
- 返済計画が立てやすい
銀行のカードローンよりも金利が低い
先ほども解説しましたが、フリーローンはカードローンよりも低金利である場合が多いです。各銀行により金利に大きな差があるのですが、10.0%〜15.0%前後の金利で借りられる場合が多いです。
低金利でお金を借りられるため、カードローンよりも返済総額を抑えられます。
返済計画が立てやすい
フリーローンは1契約につき1度だけの融資なので、返済計画を立てやすいのもメリットです。追加融資を繰り返してしまって、「自分の借入総額が分からない…」というような状況にもならないので、完済までの返済プランを立てやすいでしょう。
銀行のフリーローンのデメリット
- 追加融資が受けられない
- 審査基準が高い
- 審査に時間がかかる
追加融資が受けられない
フリーローンは一度だけの借入なので返済計画を立てやすいというメリットがありましたが、借入が1度きりとなるため、「借りたお金が少し足りなかった」場合、追加融資が受けられません。
フリーローンで追加融資をするには、もう一度フリーローンへ申し込んで再度審査に通過させなければいけません。フリーローンでお金を借りる際には、必要な金額をしっかりと計算し、1回のローンで十分なお金を借りるようにしてください。
審査基準が高い
フリーローンは次の項目で解説するカードローンよりも審査基準が高い傾向があります。
銀行カードローンはアルバイトやパートの方でも「安定した収入があれば審査通過を目指しやすい」のですが、銀行のフリーローンの場合はカードローンに比べて高額なキャッシングになるケースもあり、「正社員」である方が審査通過を目指しやすいでしょう。
審査に時間がかかる
個人が使える銀行フリーローンは審査に時間がかかる場合が多く、申込みから融資まで1〜2週間かかる場合があります。
すぐにお金を借りたくても融資まで日数がかかるため、急いでお金を借りたい方は銀行カードローン、または、「即日融資可能な消費者金融カードローン」を利用するようにしてください。
個人が銀行融資を受けるならカードローンがオススメ!?
続いて、個人で銀行から融資を受けられる銀行カードローンのメリットとデメリットを解説します。カードローンは決められた限度額以内であれば、何度でもキャッシングできるという特徴があります。
銀行のカードローンのメリット
- 限度額以内であれば何度でも融資が受けられる!
- フリーローンに比べて審査スピードが早い
- お近くの(銀行や提携)ATMから手軽にキャッシング可能
限度額以内であれば何度でも融資が受けられる!
カードローンとフリーローンの大きな違いは「キャッシングできる回数」です。フリーローンであれば1契約につき1回きりのキャッシングでしたが、カードローンの場合は限度額以内であれば何度でもキャッシングが可能です。
例えばカードローンで50万円の限度額があり30万円をすでに借りていた場合では、残りの20万円をいつでも借りられます。また、返済することでキャッシングの枠が戻るため、限度額50万円で50万円を借りていて全額返済した場合、再び50万円までお金を借りられるようになります。
フリーローンに比べて審査スピードが早い
個人で使える銀行のカードローンは、フリーローンに比べて審査スピードが早い傾向があります。銀行のカードローンは最短翌営業日には審査結果が出るため、急いでお金を借りたい方はカードローンへ申込みましょう。
※申込み先銀行により審査のスピードは異なります。
お近くの(銀行や提携)ATMから手軽にキャッシング可能
カードローンは原則「専用のローンカードを利用してATMからキャッシング」します。銀行カードローンは全国のコンビニATMやゆうちょ銀行のATMと提携している場合が多く、全国どこからでも近くにある提携ATMからお金を借りられます。手軽にキャッシングを利用できるのは、提携ATMが多い銀行カードローンのメリットです。
銀行のカードローンのデメリット
- フリーローンに比べて金利が高い
- 銀行カードローンは即日融資ができない
フリーローンに比べて金利が高い
銀行カードローンの平均的な金利は13.5%〜16.0%程度となっていて、銀行フリーローンに比べて金利が高い傾向があります。金利が高いと返済負担額が高くなるため、少しでも金利を抑えたい方はフリーローンへ申し込んでください。
銀行カードローンは即日融資ができない
かつての銀行カードローンは即日融資が可能でした。しかし、2018年1月から「銀行の個人向け融資取引の際に、申込者が反社会的勢力に属していないかを警視庁のデータベースに問い合わせる審査」が行われるようになったため、銀行での即日融資が不可能になりました。
暴力団情報銀行に提供 新規個人融資を拒否 警察庁
警察庁は、銀行の新規個人向け融資取引について、オンラインで暴力団情報の照会に応じるシステムの運用を始めた。暴力団員に該当した場合、都道府県警で最終確認されれば、銀行側は融資を拒否する。融資の入り口段階から暴力団を排除し、資金源対策を一段と進める狙いがある。
即日融資を希望する個人の方は、次の項目で紹介している融資を参考にしてください。
銀行では個人で即日融資を受けられない点に注意!
銀行では、個人で融資を受けられる様々なローン商品が用意されていますが、どの銀行ローン商品も「即日融資」はできません。
このため、「どうしても今日中にお金を借りたい!」と考えている方は銀行からの融資ではなく、即日融資が可能な消費者金融のカードローンへの申し込みを検討しましょう。
個人で急いでお金を借りたい方は消費者金融カードローンがオススメ
消費者金融カードローンは、申込み当日の「即日融資」に対応しているローンが多く、急いでキャッシングしたい方は非常に便利に使えます。消費者金融のカードローンの審査は、最短30分程度という早さで審査結果が出るのも魅力的なポイントでしょう。
即日融資できるオススメの消費者金融カードローン
アコムは、三菱UFJ銀行や三菱UFJ信託銀行などと同じように、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループを親会社に持つ金融業者です。
また、アコムは銀行系の消費者金融なので、はじめて消費者金融を利用するという方でも「安心してキャッシングしやすい」のでオススメです。
親会社 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ |
---|---|
金利 | 3.0%~18.0% |
限度額 | 800万円 |
申込み対象年齢 | 満20歳以上満69歳以下 |
審査時間 | 最短30分 |
即日融資 | 可能 |
無利息期間 | 初回利用時は30日間無利息 |
審査基準 | 一般的な消費者金融基準 |
アコムでは初回利用時の30日間は無利息でキャッシング可能!
また、はじめてアコムを利用する方は、アコムとの契約日の翌日から30日間は無利息でキャッシングが可能です。この30日間無利息キャッシングを利用し、30日以内に完済すれば、利息は一切発生せず、借りたお金だけの返済でOKです。
アコム以外の消費者金融でも「30日間無利息期間」が設けられているケースが多く、無利息期間を利用することで銀行カードローンや銀行フリーローンよりもお得なキャッシングが期待できます。
個人の銀行融資で使いやすいのはカードローンやフリーローン
- 個人が使える銀行融資は多くの種類がある
- 銀行や銀行ローンの種類によって金利がそれぞれ異なる
- 個人で使える銀行のフリーローンの金利は10.0%〜15.0%(目安)
- 個人で使いやすい銀行のカードローンは金利13.5%〜16.0%(目安)
- 個人の銀行融資は即日でお金を借りられない
- 急いでお金を借りたい方は「消費者金融カードローン」の即日融資を利用する
- 消費者金融カードローンの無利息期間を使えば銀行カードローンよりもお得!
本記事では、個人で受けられる銀行の融資について詳しく解説しました。
銀行の個人融資には、「住宅ローン」や「マイカーローン」、「教育ローン」、「ブライダルローン」など、特定の目的のために利用できるローン商品と、「フリーローン」や「カードローン」などの借りたお金の使い道が限定されないローン商品があります。
個人でも使いやすい銀行の融資はフリーローンやカードローンですが、銀行では即日融資できません。このため、「急いでお金を借りたい!」という方は、消費者金融カードローンを利用してください。
ぜひ本記事を参考にしながら、銀行や消費者金融での個人融資に成功させてみましょう。